2010年8 月30日

CMUのロボット技術を商品化するCarnegie Robotics

 カーネギー・メロン大学(CMU)は30日、同大で開発されたロボット技術を商品化し、販売することを目的とした会社、Carnegie Robotics LLCが設立されたと発表した。新会社は CMUのRobotics Institute傘下のNational Robotics Engineering Center(NREC)と提携し、NRECから技術のライセンス提供を受けて、ロボットの部品やシステムを商品化する。

 1997年以来、NRECのDirectorを務めてきたJohn Bares氏が、CMUを休職し、新会社のトップに就任した。

 発表資料によると、「Carnegie Robotics will initially concentrate on producing extremely reliable components that other manufacturers can use to automate machines used in such fields as mining, agriculture, petroleum production and defense. But as the company develops its own production expertise, plans call for manufacturing and servicing entire robotic systems.(Carnegie Roboticsは当面、鉱業や農業、石油生産、防衛といった分野で機械を自動化するのに使える信頼性の高い部品の生産に焦点を絞るが、自社の生産技術の確立が進めば、ロボットシステム全体を生産し提供することを計画している。)」

 NRECはこれまで、様々な現場向けにロボットのプロトタイプを開発してきたが、企業などが実際にそうしたロボットを使いたいとなると、ロボットを生産できるメーカーを探さなければならなかった。

 地元紙の記事によると、新会社の社員はBares氏を入れて3人。CMUの地元、ピッツバーグ市の「ロボット・コミュニティーの投資家」が資金提供した。出だしは農業と防衛関連のプロジェクト2件にかかわっているという。

 プレスリリースはここ。

映画「アバター」のキャメロン監督と無重力体験

 民間によるロボット月面探査実現を目指す「Google Lunar X Prize」などコンテスト形式の技術革新を推進するX Prize財団 が、寄付金集めを目的に、映画「アバター」や「タイタニック」などで知られるジェームズ・キャメロン監督といっしょに無重力を体験できる権利をeBayに出品する

 オークションの期間は8月31日から9月3日まで。 3人が落札でき、金額は同財団に寄付される。落札した人は10月9日に米ロサンゼルスから飛び立つZero G という「宇宙エンタテインメント」会社の飛行機に乗り、 キャメロン監督はじめ、すでにチケットを購入済みの「スペシャル・ゲスト」 たちといっしょに無重力を体験できる。同監督はX Prize財団のExploration Advisory Committeeのメンバー。

 キャメロン監督自身がこのイベントの宣伝をしているビデオは以下のとおり。

 寄付金集めとしてグッド・アイデアですね。

2010年8 月29日

ドイツのヒューマノイド、Myonの製作過程ビデオ

 ドイツのヒューマノイド「Myon」(ミオン)の製作過程の映像が、Plastic PalsによってYouTubeにあがっている。

  これまでの開発期間は1年半であること、8歳児の大きさであること、言語発達の研究を目的に開発されたこと、材料メーカーが深く関わっている点が興味深い。

木に登るCMUのヘビ型ロボット

 カーネギー・メロン大学のヘビ型ロボットの最新映像。Hizookで知った。

 2年ほど前に展示会で、これを開発しているHowie Choset准教授とお会いするチャンスがあり、ヘビ型ロボットを実際に見る機会がありました。そのとき、私の足を這い登ったロボットの映像は以下です。  

2010年8 月26日

海上の原油を除去するロボット、MITのSeaswarm

 MITのSENSEable City Labが、事故などで流出した原油を自立的に回収できるロボット「Seaswarm」のプロトタイプを開発した。 ロボットは、原油を吸着する疎水性のナノ材料を用い、水面を自立的に移動しながら、原油を除去する。太陽電池でエネルギーを自給し、GPSとWiFiを使って複数のロボットが「群れ(swarm)」をなし、協調作業をする。

 その仕組みは以下のビデオに示されている。

 ナノ材料はMITが特許を所有するもので、材料の重さの20倍に相当する原油を吸収可能。熱を与えると原油を分離でき、ナノ材料は何度も再利用できる。Seaswarmは、このナノ材料をベルト状にして回転させ、ロボット上で原油を分離させるので、陸や船を往復することなく連続的に作業ができる。

 ロボットは約5メートル×2メートルと小型のため、従来のように石油除去作業をしてきた漁船などが入りにくい入り江や海岸線でも活躍できるのが利点だ。ロボットはまず原油が流出した領域の境界線を検知し、そこから中向きに作業を進めて行く仕組みという。

 今月中旬に、大学地元の川でプロトタイプの試験が行われた。プロトタイプの写真をサイトから拝借。

Seaswarm_prototype1 

 ナノテクとロボットの見事な融合。

 (Source:BotJunkie