18 posts categorized "ベンチャー"

2010年8 月17日

Precise Path Roboticsの芝刈りロボットRG3

 自走式の芝刈り機「RG3」を開発するPrecise Path Roboticsというベンチャー企業が450万ドル(約4億円)を資金調達したという。TechCrunchを通じて知った。

 まずはこのロボットが働いている姿を見てみましょう。真っ暗闇でも仕事をこなすことができるようです。 

 こっちのビデオでは、ゴルフ場関係者が、このロボットを使うメリットについて語っている。米国ではゴルフ場のグリーンの芝刈りに年間10億ドル以上が費やされているという。「人件費が上昇していて、予算の50-65%に達する」「毎日、仕事にきてくれる」「同じようにちゃんと芝を刈ってくれる」、ゆえに「perfect job for a robot(ロボットにとっては最適の仕事)」という結論だ。

 Rg3_1 インディアナ州にあるこの会社の歴史を見ると、もとはDARPAの無人ロボット車レース「グランド・チャレンジ」に参加、その際に培った技術を活用し、またゴルフ場や芝関係の専門家のアドバイスをもらいながら製品開発したようだ。GPSの10分の1のコストのLocal Positioning System(LPS)を用いる。ただし、グリーンの周りに、いちいち4つの標識を立てないといけない。これらの標識と、超音波&赤外線通信技術を組み合わせて、位置が正確に分かると書いてある。

 この記事によると、ロボットの価格は約3万ドル。

2010年7 月30日

スペインのコミュニケーション・ロボット、AISoy1

AISOY1_  スペインのAISoy Roboticsという会社が8月10日にAISoy1(写真を同社サイトから拝借)というコンパニオン・ロボットを発売するという。

 スペイン語のサイトをグーグル翻訳すると、「Airosa」という感情システムを搭載し、14種類の感情を表現でき、音声認識によるチャット、顔認識、ネットにつなげればツイートを読んでくれる、etc. 日本で発売されているコミュニケーション・ロボットと似たような機能。価格については、なんとも書いていない(ようだ)。 ここにスペックが。「人工生命」といった位置づけにしているのは、恐竜ロボットのプレオに似ている。  

 スペイン語が分かる方はここにビデオが。20分あたりから新ロボットが出てくる。(ちょっと私には、エキサイトしていないときのサッカーの解説と聞き分けができませんが。)AISoy RoboticsのYouTubeチャンネルもあった。

 スペインのロボットについて、インドの新聞で知るというのもへんな話だが、ネタ元は ここ

2010年7 月24日

ブルックス教授がMITを退官し、ベンチャーに専念

 夏休み中に起きたニュースをフォローしきれていないのだが、中でもこれはビッグ。

 なんと、ロボット界のスーパースター、MITのロドニー・ブルックス教授が7月1日付けでMITを退官していた!記事はXconomyに。アイロボットに次いで創業したベンチャー企業のHeartland Roboticsに専念するという。この記事によるとMITの規定で名誉教授になれるのは55歳以上で、ちょうど55歳であるブルック氏はMIT名誉教授になる。

 この記事によると、アイロボットはブルック氏が1980年代にMITで行っていた研究をベースにした製品を開発販売しているのに対し、ハートランド社は同氏らが1990年代以降に取り組んだ研究成果を活用するとある

 ハートランド社は最近、積極的な採用活動を展開しているし、どんなロボットが出てくるのかますます楽しみ。でも、どうしてアイロボットで新製品を出すことにせず、新会社を作ったのかな~。起業家精神が旺盛なのかな~。別の学生さんたちと組んだのかな~。

2010年4 月27日

Qboの開発会社CEOからメールが届く

 昨日、ここで取り上げたロボットのQbo。早速、TheCorpora社CEOのFrancisco Pazさんからメールが届いた。

 以下転載。 

Hi Norri,

my name is Francisco Paz, TheCorporas CEO. Thank you for your post in your Blog. The answer to your question is YES, all system, panel control, API, PCB ( 2 ) Controllers Firmwares will open source. We use third parties software too in the robot. The robot have real stereoscopic vision, Sound System ( environment ), autocharge system, etc. All software is written in JAVA, C++ under Linux Operating System.Our goal is to make a big community around.

More news coming soon.

Thank you again for your post.
Francisco Javier Paz Rodríguez l CEO l TheCorpora S.L.

「Norriさん、こんにちは。

私の名前はFrancisco Paz、TheCorpora社のCEOです。ブログで取り上げてくれて、ありがとう。あなたの質問への答えは「YES」です。すべてのシステム、panel control, API, PCB ( 2 ) Controllers Firmwares はオープンソースになります。我々はロボットにサードパーティーのソフトも使います。ロボットは真の立体視覚、サウンド・システム(環境)、自動充電システムなどを備えます。すべてのソフトウエアはLINUX上でJava、C++でかかれています。我々のゴールはこの周りに大きなコミュニティーを形成することです。

近くもっとニュースを発表します。Thank you again for your post.

Francisco Javier Paz Rodríguez l CEO l TheCorpora S.L.」

Qbo

2010年4 月13日

Trower氏、マイクロソフト退社し、ロボット・ベンチャーを設立

 Tandy Trowerさんって覚えてます?一時はマイクロソフトのロボット関連事業の「顔」だった方で、日本でも講演などを通じてご存知の方も多いと思います。今日、たまたまWikipediaを見ていたら、なんと、彼はいつの間にかマイクロソフトを退社していたことを発見!Wikipediaの最後の部分をご覧ください。昨年11月に退社となっています。びっくり~!!

 しかも、「Hoaloha Robotics」という名のロボットのベンチャー企業を設立していました。この会社のウエブサイトは見つからなかったのですが、彼のLinkedInのページを見てみたら、以下のような記述がありました。

 After 28 years at Microsoft, I resigned to pursue what may be one of the greatest and most important opportunities for applying emergent personal robotic; i.e. assistive care. With an increasing demand for healthcare and spiraling costs, fueled in part by a growing senior population (who are also living longer), commensurate increasing shortage of caregivers, digital technologies can play an important part in addressing these challenges. Within this ecosystem, personal care robots can help address physical, cognitive, and social loss of function, and enable individuals to better manage their wellness and quality of life in the same way that PC technologies and the Web can extend and enhance information access, productivity, and general well-being.

 要約すると「私はマイクロソフトに28年間勤めた後、パーソナル・ロボット技術のアプリケーションとして最も有望と思われるassistive care(介護支援)の分野を追求するべく、退任した。人口の高齢化などによってヘルスケアの需要とコストは増大しており、介護人の不足が深刻化している。デジタル技術はこうした問題の解決に役立つ。パーソナル・ケア・ロボットは身体的、認知、そして社会的機能が失われた場合の支援をし、個々人が健康と生活の質をよりよく維持するのに役立つ。これはちょうどパソコンとウエブが情報へのアクセスや生産性、全体的な生活の質の改善につながったのと同じようなことだ。」

 あらま。で、マイクロソフトの「ロボット戦略」はどうなったんでしょう?

Tandy Trower 
(写真:2008年のRobo Development会議で講演したときのTrower氏)