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2008年3 月20日

ConnectRのデモ

 アイロボットのテレプレゼンス・ロボット「ConnectR」の実物を初めて見る機会があった。同社はConnectRとパソコン間のコミュニケーションで、Trinity Convergenceという会社のソフトを使うことにした。(プレスリリースはここ。)そこで、シリコンバレーで開催されたインターネット関連のコンファレンス「VON.x」で、2社が共同でConnectRを展示したのだ。

 まずはそのデモの様子をどうぞ。

 ここで「一見、同社の掃除ロボット『ルンバ』にカメラがのかった、という感じ」と書いたが、実物は、まさにその通りだった。ナビゲーションの仕方、充電器への戻り方など、すべて「これまでルンバで培ってきた技術・ノウハウを活用している」とデモをしてくれたアイロボットのResearch Program ManagerのBryan Adams氏は言う。

 ConnectRを操作するためには、無線LAN(Wi-Fi)とウィンドウズXPを搭載したパソコンが必要。ユーザーはまずパソコンにTrinityのクライアント・ソフトをダウンロードする。このソフトがConnectRのカメラが映し出す映像と音声のやり取りを可能にする。Trinity社のDirectorのJeff Schline氏によると、「電話などこれまで手掛けてきた機器と違って、ロボットはモーターがあるし動くので、エコーキャンセルが大きな課題だった」そうだ。

 ちょっと見にくいが、以下がパソコンの操作画面。

Connectr_interface

 右下に「Personality(性格、個性)」と書いてあるタブがあって、そこをクリックすると「None Danger Bye Busy Laughing Serious Love Happy」というリストが出てきた。「Laughing(笑っている)」にすると、カメラの上のLEDがぴかぴか光った。これからこの機能をどう拡充するかは未定のようだ。

 日本でもいくつかテレプレゼンス・ロボットが製品化されているけれど、あまり売れていない。その点をどう考えるか、とアイロボットのAdams氏に聞いてみた。同氏の答はこうだ。「こうしたロボットが売れるためには3つの条件が必要だ。第1に、IPネットワーク上で高品質の音声・ビデオのやり取りが可能であること。これはTrinity社と協力することで実現できた。第2にセットアップが簡単であること。そして第3に価格だ。我々のやろうとしていることを1500ドルの製品でやるのは簡単なこと。でもそれでは売れない。(注:アイロボットはConnectRを500ドル程度で売り出そうとしている。)ConnectRは市場で受け入れられると我々は楽観視している」

 今回のデモを見ての私の感想。私は家庭用ロボットに関心があり、ConnectRの最初のユーザーの一人になりたいからこのロボットを買うだろう。しかし、今の私の生活の中で、このロボットが実際に何かに役立つかと言えば、現時点で思い当たることがない。掃除機とはそこが違う。

Connectr_at_von_photo

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