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5 posts from 2008年9 月

2008年9 月22日

WowWeeのテレプレゼンス・ロボット、発売へ

 おもちゃロボット・メーカーのWowWeeが開発を進めてきたテレプレゼンス・ロボットの「Rovio」がいよいよ発売になるようだ。Meet Rovio というサイトにはまだ「Coming Soon....」のサインがあるだけだが、Gizmodoによると9月26日の発売を予定している。そのネタ元のRobots Ruleによると少しずれ込む可能性があるようだが。

Rovioanglecameraliftsml  カタログ販売のHammacher Schlemmerで予約販売が始まっており、価格は約300ドル。「Rovio」という商品名は使わずに、「robotic sentry(ロボットの見張り番)」と呼んでいる。

 カタログから抜粋すると、

☆インターネットを通じて世界のどこからでも自宅を監視できる。

☆音声と高精細画像(640×480)はMPEG4でストリーミング、写真を撮ってメールで送信可能、マイクとスピーカーで双方向のリアルタイム会話が可能。

☆三輪型で全方向に動く、ポールでカメラが上昇し広視野

☆10種類の監視経路をセットできる、赤外線センサーで障害物を検知・回避し、新しい指令を受けるまで経路をたどり続ける

☆電池寿命は2時間、遠隔から充電を指示すれば充電器に戻る、2時間でフル充電

☆Windows XPかVista、MacはWi-Fiカード、無線LANが必要

☆対象年齢:8歳以上、重さ2.3kg

The Control From Anywhere Home Sentry.
This robotic sentry can be controlled by any remote device capable of browsing the internet, allowing you to monitor your home from anywhere in the world. Audio and high-resolution (640 x 480) video are streamed in MPEG4 format, and it can take still pictures and e-mail them to you; it has a two-way microphone and speaker that enable real-time interaction with subjects. Three wheels support its chassis, providing 360° of nimble movement as its camera boom extends to provide a wide field of view while surveying its surroundings. You can set the sentry with up to 10 paths for a customized patrol; it will move along a path, detecting and avoiding obstacles with its infrared sensor, and repeat the sequence until issued new orders. It operates for two hours from its rechargeable battery which draws power from the included recharging base (the sentry can locate its base using its built-in infrared sensor when you command it to re-charge remotely); full charge requires two hours. Requires a PC running Windows XP or Vista (or Macintosh with a Wi-Fi card), a broadband internet connection, router, or other type of wireless access point (sentry has a 100' wireless range). Ages 8 and up. 5" H x 10 1/2" L x 9" W; (10" H with camera deployed) (5 lbs.)

2008年9 月18日

日本のROBO-ONEロボット、世界へ

 日本発の二足歩行ロボット格闘競技大会「ROBO-ONE」に出場するロボットの、世界における認知度が上昇している。

Robot_afiche_2  今週、エクアドルで開催されている「日本大文化祭」(国交樹立90周年記念事業、上はそのポスター)にはトコトコ丸アフロが招待され、踊りやサッカーを披露している。なんと、日本から片道33時間もかかるそうだ。

 ROBOTS-DREAMSなどを通じて、スギウラファミリーのダイナマイザーが庭の芝刈りをしているビデオは世界で7万回以上見られている。

 一方、昨年Wired Scienceの「GeekDad」で取り上げられたMARU Familyはこのほど、Gizmodoにも登場。

 世界にどんどん紹介されている日本のホビー・ロボット。実際にこの目で見たくて、日本にちょっと帰り、ROBO-ONEのお手伝いロボットプロジェクト決勝を取材しました。その様子を英文GetRoboにまとめました。4部に分かれていますが、1部はここから。

 これを書く時にこまったのが、優勝したスミイファミリーを含め、いくつかのロボットが使っていた「マスター・スレーブ」方式の制御システムをどのように英語で訳すか。小型のロボットや操縦ハンドルなど「マスター」を動かすと、離れたところにいる「スレーブ」(ロボット)が同じように動くという優れた仕組みだが、米国の奴隷制にまつわる歴史を考えると、このまま英語にするのは避けたい。

 実際、「master slave robot」でグーグル検索すると、出てくるのは日本の論文ばかり。この方式を用いる米国の手術ロボットのサイトでもそのような文言は見つからない。上記、Wired Scienceの番組の中では、丸さんの話している言葉を訳すときだけちらっと出てくるが、あとは極力避けながら制御システムの説明を行っている。Gizmodoの記事は見出しにも使われているが、これは異例だと思う。

 「マスター・スレーブ」、何か良い海外向け表記はないでしょうか。教えてください。

2008年9 月16日

ROBOTGALAXY-ロボットの新・仮想世界

 MarketWatchを通じてROBOTGALAXYという会社があることを知った。顧客がロボットを自分で組み立てて購入できる小売店舗を2店、米国東海岸で運営している会社だが、これから「ONLINE GALAXY(オンラインの銀河系)」というサービスを開始するため、500万ドル以上を調達したという。

Robotgalaxy

 顧客はROBOTGALAXYで組み立てた独自のロボット(写真は1例、同社のサイトから拝借)を「Supersonic Fuel Cell(超音速燃料電池)」とUSBケーブルでパソコンにつなぐと、オンラインで様々なゲームに参加できるようになる。

 最高経営責任者(Chief Galaxy Officer)は、ギャップやラルフ・ローレンなどのブランドのトップを務めてきたKen Pilot氏。新事業の形態は、店舗で自分だけのテディーベアを作って持ち帰れるビルド・ア・ベアの男の子版かなあ、と思ったら、ビルド・ア・ベア出身者も経営に参画しているようだ。

2008年9 月11日

ワカマルがユニクロのNY店に登場

 三菱重工業の人型ロボット「wakamaru」が、ニューヨークのソーホー地区にあるユニクロ旗艦店に登場した。これから3か月間、顧客に対してショッピング・ガイドを務めるという。早速、YouTubeに動画が挙がっている。

 Gizmodoにも動画が出ており、記事の題名は「ユニクロのショッピング・ガイド、ワカマルは米国人が恐い」。なんか「混乱しているように見えた」とあるが、ビデオの中で店員に手を引かれている姿は、確かに周りにおびえている子供のよう。あれだけ音楽がガンガン鳴っていたら、そりゃ混乱するでしょう。

 サンフランシスコにも来るといいな、と思ったら、ユニクロは西海岸にはお店がありませんでした。

 ところで、GetRoboは先週、仕事で東京にいました。そして今、東京で商売が繁盛している小売店は、高齢者をターゲットにしているところであることを目の当たりにしました。そして、こういった人気店舗には、必ず高齢者の話し相手となる店員がいることに気付きました。みなさん、おしゃべりをしに買い物に行くのです。高齢者の話し相手となる特別仕様のロボット、ぜったい売れると思うのですが。

2008年9 月10日

MITのブルックス教授が新ロボット会社を設立

 ロボット分野の大御所、MITのRodney Brooks(ロドニー・ブルックス)教授が、新ロボット・べンチャーを設立した。その名はHeartland Robotics。ブルックス教授はアイロボット社の共同創業者兼最高技術責任者(CTO)としても知られるが、同社のプレスリリースによると、同教授は取締役会にはとどまるものの、CTOは退任する。また、同教授はMITの職務も休職し、新ベンチャーに専念するようだ。

Dr1_rodney_brooks_1 (写真はアイロボット提供)

 新ベンチャーのサイトにはまだ何も情報が載っていない。ただ、「Heartland Robotics is combining the power of computation - embodied in robots - and the extraordinary intelligence of the American workforce, to rehumanize and revitalize manufacturing.(ハートランド・ロボティクスはロボットに統合された計算能力と、米国の労働力のたぐいまれな知力を組み合わせることで、生産活動に人間らしさを取り戻し、活性化する)」とだけ書いてある。

 新会社が実際どんなロボットを開発するのか詳細は明らかになっていないが、Xconomy に比較的、詳しい情報が載っている。そこから要点を抜粋すると、

☆ブルックス教授は新会社の会長兼CTO。最高経営責任者(CEO)にはMITの講師で「連続」起業家のKen Zolot氏が就任する。

☆新会社はアイロボットと競合しない。

☆職場と産業分野に革命をもたらすようなロボットを提供する。パソコンがIT従事者の世界にもたらしたような生産性の向上を、単純労働の世界にもたらしたい。

☆大工場の産業用ロボットではなく、中小・零細企業を顧客のターゲットとしている模様。この記事で例として挙がっているのが従業員3,4名のパン屋。ネット経由で2000ドル程度でロボットを購入でき、マニュアルを読まなくても、パン焼き職人が自然言語と業務のデモンストレーションでロボットをプログラミングできる、といった世界をブルックス教授は想定している。

 ということはいよいよ、「まるいち」が現実に世の中に登場するということか?!この新会社、要ウォッチ。