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20 posts from 2010年2 月

2010年2 月11日

[FIRST 2010] FIRSTの加州責任者と会う

 FIRSTのCalifornia Regional DirectorであるJim Beck氏に会った。同氏は、FIRSTのシリコンバレー地区予選の会場ともなるサンノゼ州立大学で33年間、教授職、運営管理職を務めた後に退官し、その間巡り合ったFIRSTの仕事に現在はフルタイムで取り組んでいる。 

Jim Beck

 同氏によると、今年は加州の中でFIRST地区予選に参加するのは153チーム。全国では1810チーム。各地区予選で、Chairman's Awardなど6つの賞を受賞したチームが決勝大会へ進める。各チームはどこの地区予選に出てもいくつの予選に出てもOKで、例えばシリコンバレー地区予選は土地柄、激戦となるため、決勝に出る確率を高めたいチームは(予算があれば)他の地区予選に遠征する。

 また、過去に決勝大会でChairman's Award(トップの賞=「優勝」に値する)を受賞したチームは、今年の成績の良し悪しに関わらず、必ず決勝大会に参加できる。シリコンバレー地区からだと、私立の進学校、ベラルミン高校が2004年にこの賞を受賞しており、毎年決勝に参加する。今年は第20回なので、過去に優勝した19チームが参加したければ参加できるのだ。

 さらに、FIRSTのシーズンが始まる10月にはくじ引きがあり、くじ引きにあたった学校は予選がどうであれ、決勝に参加できる。だれにでも平等のチャンスを与えるという意味では、米国政府が毎年、グリーンカード(外国人永住権)の抽選をやるのと似ており、「アメリカらしい」。(それとも、日本でもくじ引きで参加を決めているような競技会があれば、コメント欄等で教えてください。)最終的に決勝大会に参加できるのは340チームだ。

 Beck氏の紹介で、もう1チーム、取材させてもらえることになった。Team 668、Pioneer高校とLos Gatos高校の合体チームだ。Pioneer高校は通常の授業の中にもロボットを組み込む工夫をしているようで、取材させてもらえるのが楽しみだ。

2010年2 月 8日

Mommy Tech - 家事ロボットの展示によさそう

 今年からCESと連動して、Mommy Tech という新しいイベントが開催されたそうだ。テクノロジーに精通していて、購買力があり、新製品や新技術の普及に一役買ってくれるような女性をターゲットにしたイベントだ。こうした女性がみんなMommy(=お母さん)とは限らないので、ネーミングがちょっと~だが、家庭用ロボットの新製品を発表するなら、ロボット・パビリオンみたいなところでやるより、場合によってはこっちのほうがベターなのではないだろうか。

 現に、Neato Roboticsの掃除ロボットはこのMommy Techでデビューし、同社はその成果に満足していた。 このMommy Tech、 来年のCESでも開催されるようだ。

2010年2 月 7日

インテルのスーパーボウルCMにロボット登場

 今日は全米プロフットボールNo.1を決めるスーパーボウルが開かれた。CM媒体として1秒あたりの値段が世界で最も高いイベントだそうだが、以下は今年インテルが流した広告。ロボットが登場!

 これまでインテルが開発したものの中で、今回のコア・プロセッサーが最高だよ、と話しているのを聞いて、自分が最高だと思っていたロボット君がしょげる、という内容。

 う~~ん、あんまりおもしろくないけれど、インテルが「また!」CMにロボットを使ったのは興味深い。

 忘れてしまった方は、前のCMも見てみてください。

2010年2 月 6日

Neato Robotics の新掃除ロボット「XV-11」の現地デモ

 シリコンバレーに本社のあるNeato Roboticsを訪問し、同社が近く発売予定の新しい掃除ロボット「XV-11」のデモを見せてもらった。

 まず第1に見たかったのが、同社が独自開発した安価なレーザレンジファインダ(レーザー測距器)の性能。同社ではLaser Distance Sensor(LDS)と呼んでいるが、障害物をどれだけすばやく認識できるのか。以下、布製のサッカーボールを使って実験してみた。ボールを動かしているのも、撮影しているのも私です。

 これなら、掃除ロボットをオンにする前に、床にあるものをすべて拾っておかなきゃ、と神経質にならなくても大丈夫そうですね。

 次に、ルンバのライトハウスのような装置がなくても、ドアを認識できるので、部屋を出ないという機能。

 そして、一つの部屋の掃除が終れば、ドアから出て行く。

 貴重品の周りなど掃除してほしくない区域はロボットについてくる専用テープで仕切ることも可能だ。以前紹介した、Robot Add-Onsが売っているようなもの。

 以下は同社CEOのMax Safai氏が見せてくれた写真。ある同一時間内にXV-11と某社の掃除ロボットが掃除した区域を比較している。XV-11が左側で、2回の比較実験の結果だ。

Comparison2

 XV-11は掃除終了後、充電器が見当たればそこに戻る。充電器のない部屋を掃除した場合は、スタート地点に戻る。知人から、ルンバがある日紛失して、2週間後に別の部屋の片隅で見つかったという話を聞いたことがあるが、こうした問題にはならない。

 しかし、XV-11にはホコリ検出(dust detection)機能がない。Safai氏によると、この機能にまつわる特許が多すぎるからだそうだ。ルンバにはこの機能があるので、ホコリがたくさんたまっている部分は重点的に掃除してくれる。

 現在、50台のベータ・ユニットが家庭で使われており、フィードバックをもらっているそうだ。

 デモのほか、CEOに聞きたかったのは、LDSの技術とナビゲーション・ソフトを日本の家電メーカーなどにライセンス供与する考えがあるかどうか。答は「やる気あり」。でも条件もあり。また、ホビイストにLDSだけ販売すればかなり売れると思うのだが、その予定はあるのか。

 CEOのインタビューの内容については、GetRobo Premiumに掲載した。ぜひご覧ください。(GetRobo Premiumにはパスワードが必要です。パスワードが必要な方はここから登録してください。 )  

 また、XV-11の動画をほかにもアップしたので、YouTubeのGetRoboチャンネルもあわせてご覧ください。
 

Boston DynamicsのLS3は歩きながら充電、自分で荷物を上げ下ろし

 今日のBoston Globeに、DARPAがボストン周辺の企業に研究開発費を提供していることについて書いた記事が出ている。

 この中で、Boston Dynamicsの「LS3」について、同社のDARPAプログラム担当者の話として少し情報が出ている。抜粋すると、

“Its primary task is to carry stuff,’’ says Robert Mandelbaum, the Darpa program manager overseeing the project, “but we want this to be a complete game-changer,’’ able to perform other tasks like recharging batteries as it travels, loading and unloading its own cargo, and one day even walking out in front of a squad to survey the terrain ahead.

(LS3)の「主な任務は物を運ぶこと」とDARPAプログラムマネジャーのRobert Mandelbaum氏は言う。しかし、移動しながら再充電したり、自分で積荷を上げ下ろししたり、分隊の前線で地勢を調査するなど、「(ゲームのルールを完全に変えるような)革新的なものにしたい」と話している。