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8 posts from 2011年4 月

2011年4 月11日

メディアに知らされている以上に被災地でロボットが使われている?

 レスキュー・ロボットの分野で著名な米テキサスA&M大学のRobin Murphy教授が、日本に滞在した後、いったんテキサスに戻ったという。同教授が今日、更新したブログ記事によると、1週間後に日本に再び飛ぶようだ。

 同教授はこの記事の中で、以下のように書いている。

 「I’m reluctant to post with what I’ve heard or been working on due to lack of permission or lack of verification, but I believe there are more robots being used in useful, rational ways than the press knows about. The robotics community is pulling together and supporting the efforts discretely, as press is very distracting during a crisis. (許可や確認のないまま、私が聞いたことや取り組んできたことについて書くことに抵抗があるが、報道陣が知っていること以上に、もっと多くのロボットが有益で合理的な方法で使われていると私は信じている。ロボット関係者は協力しながら、取り組みを個別に支援している。危機の最中にはメディアはたいへん気が散る原因になるので。)

 また、同教授らは来週には、海洋ロボットを用いて、国際レスキューシステム研究機構(IRS)を支援できる見通しだとしている。

2011年4 月 7日

原発の空中放射線量を測定見込みの無人航空機「T-ホーク」

 政府が、福島第1原発の原子炉建屋内使用済み核燃料プール付近の空中放射線量を測定するために、米国の小型無人機を投入する方針を固めたと共同通信が報じた

 投入見込みの機体は米Honeywell社の「T-Hawk」。無線操縦型の垂直離着陸機で、9kg以下と軽量。共同通信によると、「米軍がイラクなどでの偵察活動に使っており、米側が投入を提案した」。「ホバリングや垂直移動が可能で、障害物を避けながらプールに接近することが可能」という。

 以下が飛んでいるところの動画。

 さらに詳しく知りたい方は以下の解説ビデオをどうぞ。なんかクモみたいなのが機体にひっついているぞ、と思ったら、「T-Hawk」は「Tarantula Hawk(オオベッコウバチ)」の略なのだそうです。

 

2011年4 月 5日

東電が提供申出を拒否したフランスのロボットはこれ

 仏原子力大手アレバ社が「原発事故用にフランスで開発された作業用ロボットの提供を申し出たところ、東京電力が断った」と日本の新聞で報じられた。驚いたので、GetRoboはすぐにアレバ社に直接メールで問い合わせた。同社の広報責任者から、「この件については(アレバなど仏原子力関連企業3社のジョイントベンチャーである)Groupe INTRAに問い合わせてくれ」とすぐに電話で返答をいただいた。

 そこでINTRAのサイトで見つけたメールアドレスに質問を送ったところ、General Manager of Groupe INTRAであるMichel Chevallier氏から今朝メールで返事をいただいた。以下、問い合わせの原文と日本語訳を記す。

It has been reported in Japan by the Yomiuri Newspaper that AREVA had kindly offered to send in robots that can possibly help at the Fukushima Daiichi Power Plant, but that Tokyo Electric Power Co. declined.I would like to ask you some questions regarding this incident. (アレバがロボットの提供を申し出たが、それを東電が断ったと日本で報道された。この件についていくつか質問したい。)

Q1. Is this true? (これは本当か。)

R1 : Groupe INTRA was ready to send some robots in Japan on Saturday, the 19th of
march. All the equipments were ready to be load in Chateauroux Airport, when the French authorities informed me, that “our robots were not useful in the current situation.” (INTRAは3月19日の土曜日に日本にロボットを送り込む用意ができていた。すべての機器はシャトールー空港で飛行機に載せる準備が整っていたが、フランス当局が私に対して、「現況では我々のロボットは役に立たない」と伝えてきた。)


Q2. If so, what kind of robot were you offering and how would it have been able to help the current situation?(どんなロボットの提供を申し出ていたのか。また、それらはどのように役立つことができたはずか。)

R2 : We prepared some different robots, 1 EOLE, 1 EROS, 1 ERASE, Epell and Ebull, with all the needed logistics and control panel,…You can find description of these robots on our website.(複数のロボットを準備した。EOLEEROSERASEを1台ずつとEpellEbull だ。)

Q3. Who declined your offer?  What was the reason for the decline? (誰があなたの申し出を拒否したのか。その理由は何だったのか。)

R3 : I don’t know who, nor why. (誰が拒否したのかも、その理由も分からない。)

Q4. Do you still think the robot would be useful? In what way could the robot be transported to Fukushima? (今でもロボットは役立ったと思うか。ロボットはどうやって福島に輸送できるか。)

R4 : We have no special informations about the situation in the plant. So, it’s difficult to say if our robots could be useful. (原発の状況について詳しい情報を持っていないため、我々のロボットが実際に役立つかどうかについて言及するのは難しい。)

Q5. Could the workers in Fukushima right now be easily trained to operate the robot? (現在、福島にいる作業員がロボットを操作できるように簡単にトレーングを受けることは可能か。)

R5 : To be used, our robots need special training for the operators. It’s not very easy, but possible.(我々のロボットを使うためにオペレーターは特別なトレーニングを受ける必要がある。簡単ではないが、可能だ。)

Q6. What is your advice in terms of use of robots at the Fukushima Daiichi plant right now? (福島第1原発の現状を見て、ロボットの活用に対するアドバイスは何か。)

R6 : It’s difficult to give advice in such situation. We are ready to study a demand of TEPCO, and if the mission is possible with one of our robots, we can organize the travel, the training of Japanese operators,…(このような状況でアドバイスをするのは難しい。東電から要求があればそれを検討する準備はあり、そしてもしミッションが我々のロボットで達成可能なものであれば、輸送・派遣と日本人の作業員のトレーニングを実施することが可能だ。)

 以上がメールのやり取りだが、提供の申し出があったロボットを見てみると、いずれも放射線対応ができている、原発の運用・管理を主用途にしたロボットだ。

 まずEOLEとEROSはIndoor Robots(屋内ロボット)に分類されているもので、障害物を乗り越え、階段の上り下り、ドアの開閉ができると書いてある。アームやセンサー、カメラが搭載されており、ケーブルの長さが200-350メートルということで、近くからでないと操作できないということか。

 EROS and EOLE
 
 ERASEはより大型の屋外用ロボットで、10キロメートル先から無線で遠隔操作できるとある。以下が動画。

  Epell と Ebull はCivil Engineering(土木)に分類されている機械で、Epellが掘削機、Ebullがブルドーザー。機械と制御者の距離は300メートル。

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 東電から、今最も必要とされているタスクを聞き取り、それをロボット・メーカーやロボットの所有団体などに公表して、できる人に手を挙げてもらって、ロジスティックスや訓練を段取りする、コーディネーターが必要。