« 2011年8 月 | メイン | 2011年10 月 »

5 posts from 2011年9 月

2011年9 月29日

[IROS 2011]ボストン・ダイナミクスのLS3は「AlphaDog」に改名

 昨日の記事の続報。Boston DynamicsのMarc Raibert社長から今さっき、動画を1本YouTubeにアップしたとのメールが届きました。ご丁寧に連絡をくださり、たいへんありがとうございます。

4足のほうです。1:08のあたりで、横倒しになったロボットが自分で起き上がります。

BigDogのように「ブーンブーン」といった音がしなくて静かになりましたね。それで、昨日は「電車みたいな音」なんて書きましたが、これはロボットの音じゃなくて、上のレールの音ですね。

ロボットの名前が「LS3」ではなく、「AlphaDog」になっているのでどうしてかな、と問い合わせたところ、以下のような返事を同社長からいただきました。

「We thought the name ‘LS3’ was too cryptic, so we decided to pick a more memorable name.  We used to say that BigDog was the alpha-male of legged robots, and since the new robot is BigDog’s big brother, we decided to call it ‘AlphaDog’.  It is also true that the video shows the first prototype of AlphaDog/LS3. (‘LS3’という名前は曖昧すぎると思ったので、もっと覚えやすい名前を選ぶことにした。我々はBigDogのことを、脚型ロボットの「アルファ・メール(群れを支配する雄、ボス)」と呼んでいて、新しいロボットはその兄貴分にあたるので、‘AlphaDog’と呼ぶことにした。この動画はAlphaDog/LS3の最初のプロトタイプである。)」

Petmanのほうのビデオはもうしばらく時間がかかるそうです。

蛇足ですが、人間の「alpha-male」というのは例えば、朝5時に起きてスポーツクラブで汗を流し、その後、猛烈に仕事をして、夜はネットワーキング、またはトライアスロンの特訓、ガンガン出世して転職も繰り返し、いずれCEOになるタイプの男性のこと。シリコンバレーに多いです。

2011年9 月28日

[IROS 2011] ダイナミックに動き始めた欧米の次世代ロボット開発

IROSに参加して感じたことをWall Street Journal日本版のコラムに書きました。

日本のロボット・メーカーの方々、何か研究開発用のプラットホームの商品化を考えているのであれば、時期は「今」です。

私は今回、IROS初参加ですが、他にも初参加の企業の方々が少なからずいることを知りました。それだけ、この分野の裾野が広がってきている証拠です。

[IROS 2011] Boston DynamicsのPetmanとLS3

いや~衝撃的でした!BigDogのビデオを初めて見たときのように。

ボストン・ダイナミクスのMarc Raibert社長がIROSのプレナリー・セッションで講演し、ヒューマノイド・ロボット「Petman」と大型4足ロボット「LS3」の最新ビデオを披露。帰宅して、すぐにYouTubeに動画をアップロードしました。その後、WSJコラムの締め切りなどに追われ、ブログも更新できないまま午前2時にバタンキュー。起きたら同社長ご自身から丁重なメールが届いており、「DARPAからまだ許可を得ていないので動画を削除してください」と。

IROSのプレス・ポリシーはここに明記されているように、コンファレンス中、すべてが撮影OK。また、同社長の講演中も撮影禁止との話はありませんでした。(その後、Twitterなどを通じて、この前日に別のセッションで同社の別の方が発表した際に、撮影禁止と言われた、と知らせてくれた読者の方々がいました。ありがとうございます。でもそれには私は参加していませんでした。)

ということで、動画を削除する必要はないのですが、かといって、ここで会社ともめる必要もないので、動画を削除しました。Raibert社長からは「LS3の動画は間もなく、Petmanは2週間くらいでリリースできると思う」とのメッセージです。(アップされていた間に見られた読者の方々はラッキーでしたね!)

Petmanはますますジョン・トラボルタみたいなリアルな歩き方。

Petman 1
足のデザインはこんな感じ。

Petman 2

LS3はBigDogより静かになったが、それでも電車が通るときみたいな音で、倒れた状態から自分で起き上がることができる。なんか、馬が起き上がるときみたい。

LS3 1

  LS3 3
昨年12月のHumanoids 2010会議に比べてもずっと研究開発が進んでいて、びっくりしました。

正式に動画が公開されたらまた書きます。

2011年9 月26日

[IROS 2011] が始まりました

ロボット分野の大きな国際会議「IROS(アイロス)2011」が今日からサンフランシスコで始まりました。とてもとてもたくさんの発表があって、1人ではカバーしきれませんが、関心のある分野を中心に、できる限りがんばります。

IROS 2011

2011年9 月20日

売れるロボット商品作り

Tandy Trower photo 今月冒頭からブログを更新できないでいました。現在、あちこち飛び回っています。

最近、いわゆる「IT(あるいはコンピューター)業界」から「ロボット業界」に転向する人が増えてきました。その代表格、元マイクロソフトのTandy Trower氏(写真)をインタビューし、Wall Street Journal日本版のコラムで取り上げました。

IT業界の人々が考えるロボットと、従来のロボット専門の人々が考えるロボット。何かその中間に、「売れる商品」の解があるような気がします。

インタビューの内容(ほぼ)全文を英文GetRoboにあげました。そちらもぜひご覧ください。