[IREX 2011] 「ロボット・レボリューション」展が2013年に米国で開催へ
2013年3月から米シカゴのMuseum of Science and Industry, Chicago(MSI)で、「Robot Revolution」というロボットの特別企画展が開かれる。MSIは年間の入場者数が150万人、広さ4万平方メートルという米国第3位の博物館で、今回の展覧会は米国でロボットに関連する過去最大規模のものになる。
MSIは展示ロボットの約3分の1が日本のものになると予想しており、このため、この特別展を初めて発表する場として、あえて東京で開催中の国際ロボット展を選んだ。以下は記者会見で特別展について説明するMSI展示・事業開発部のジョン・ベックマン部長。
「ロボット・レボリューション」展は2013年3月から6ヶ月間、MSIで開催されたのち、2016年2月までの間、ニューヨークとボストン、ロサンゼルス、デンバー、ヒューストンの5大都市を巡回し、2016-2017年には東京と大阪で開催される計画だ。
この特別展が非常に興味深いと思われる点をいくつか挙げると、
1.米国では一般的にロボットが「人間と敵対する」ものと思われている傾向があるが、その認識を変え、ロボットは「人間の味方」であるというイメージを広げることをひとつのゴールにしている。
2.MSIの副館長はディズニーの出身でテーマパークの仕事に従事してきたというが、「魅せ方」のプロが演出するロボット展になる。
3.MSIは名前がMusuem of Science and Industryとなっているように、科学だけでなく、「産業」に重点を置いた団体であり、今回の特別展を通じてロボット産業にも貢献したいと強く願っている。展示会は4年間にわたり各地を巡回し、何百万人という人にロボットと触れ合う場を提供する。このため、展覧会の場をヒューマン・ロボット・インタラクション(HRI)の研究などに積極的に利用してもらいたいと考えている。
4.展示は「医療用」、「家庭用」、「軍事用」とった用途ではなく、「Locomotion」「Smarts」「Cooperation」「Skills」といった機能によって4つのセクションに分けられる。展示フロアは以下のような感じになる。
実は、この特別展の開催を決定するにあたり、MSIは米国を中心とした世界のロボット専門家を集めて今年9月にシカゴでブレーンストーミングの会を開いた。GetRoboも招待を受け、この会合に参加した。その際、博物館を見学するチャンスがあったが、天井がものすごく高く、その高さ・広さを活用して人工竜巻や人工なだれなどが見学できる、迫力のある博物館だった。
日本からはジェトロがMSIの特別展に協力している。ジェトロシカゴ事務所の柴原友範氏は、「日米が協力することで新たなロボット産業を創出し、日本の技術力のプレゼンス向上と日本製品の輸出促進につながると期待している」と語っていた。
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