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12 posts from 2012年2 月

2012年2 月29日

2足歩行のロボット兵士を開発するDARPAの「アバター」プロジェクト

すでにWIRED等によって報じられているDARPAの「Avatar」プロジェクト。先日、DARPAの2013年予算案を見ても見つからない、とツイートしましたが、ありました!143ページに。GetRobo読者のH.I.さんが見つけて、ご連絡くださいました。ありがとうございます!!!(私もPDFを最初にダウンロードした際に「avatar」でキーワード検索したはずなのですが、何を寝ぼけていたのでしょうか。)

2013年の予算額は700万ドル。プロジェクトの概要を抜粋し、意訳すると、

Title: Avatar (アバター)

Description: Key advancements in telepresence and remote operation of ground systems are being made towards the ultimate goal of developing remotely operated robotic systems that can operate in dismounted environments. In order to demonstrate the utility of bi-pedal machines on real missions and accelerate their development, the synergistic partnership between machine and operator must be leveraged. The Avatar program will develop interfaces and algorithms to enable a soldier to effectively partner with a semi-autonomous bi-pedal machine and allow it to act as the soldier's surrogate. Once developed, Avatar will allow soldiers to remain out of harm's way while still leveraging their experience and strengths to complete important missions such as sentry/perimeter control, room clearing, combat casualty recovery, and, eventually, dismounted combat maneuver. Anticipated service users include the Army, Marines and Special Forces.

概要:本来なら歩兵が任務遂行する環境下で、活用できる遠隔操作型ロボットの開発を最終ゴールとして、地上システム向けのテレプレゼンスと遠隔操作の技術開発が進められている。リアルなミッションで2足歩行の機械が使えることを実証し、開発を加速するためには、機械とオペレーターの間の相乗的な協力関係が発揮されなければならない。アバター・プロジェクトは、兵士が、半・自律型の2足歩行ロボットと効果的に協力し、そのロボットが兵士のサロゲートになれるようなインタフェースとアルゴリズムを開発する。開発できたあかつきには、アバターは兵士が危険にさらされることなく、その経験と強みを発揮しながら、見張りや事前の危険物の排除、戦闘による死傷者の回復、そして最終的には歩兵の戦闘行為そのものを実行できるようになる。ロボットの潜在的ユーザーは陸軍、海軍、特殊部隊など。

FY 2013 Plans:

- Investigate power, locomotion, perception and control of surrogate bipedal machine platforms.
- Begin initial development of algorithms to allow the function of a bidirectional master controller between a human user and a remote bipedal machine.
- Initiate investigations into tethered and untethered power options to allow operation over relevant mission envelopes.

2013年度の計画:

‐ サロゲート用2足歩行プラットホームの電源、ロコモーション、知覚、制御技術を調査する。

‐ 操作者である人間と遠隔地にある2足歩行ロボットの間をつなぐ、双方向のマスターコントローラーの機能を実現するアルゴリズムの初期開発を始める。

‐ 適切なミッション遂行に必要なテザーつき、またはテザーなしの電源の選択肢に関する調査を開始する。

以上が予算書の内容です。

ボストン・ダイナミクスのPetmanも、今は化学兵器防護服の試験用に、と言われていますが、最終的にはこっち向けになるのでしょうね。とても考えさせられます。

2012年2 月27日

産業用ロボットにもオープンソースの波

オープンソースのロボット用開発プラットホーム「ROS」を産業用ロボットに応用する「ROS-Industrial」というプロジェクトが正式に発表された

Teachable robot(教えやすいロボット)」というのが今後2,3年のキーワードかな、と取材をしながら感じる今日この頃だが、産業用ロボットもその例にもれず、ROSを使って産業用ロボットのプログラミングを楽にしようというのがプロジェクトの主旨だ。

ROSの開発をリードするWillow Garage社のSteve Cousins氏を久しぶりにインタビューする機会があり、彼は「これまで研究開発用ロボットと産業用ロボットの間には大きな隔たりがあったが、ROSによってその間を橋渡しができるようになった」と語っていた。

今回の発表の中心は米国の産業用ロボットメーカー、アデプト・テクノロジーだが、実はこのプロジェクトに先に参加していたのが、安川電機の米国法人のMotoman Robotics事業部。以下にMotoman&ROSの動画。協力しているのは、テキサス州の独立研究開発機関、Southwest Research Institute(日本語のサイトがあった!)。

安川電機はテネシー州のベンチャー企業とも提携しており、海外提携に積極的ですね。

美しい雪原アート、芸術家もUAVを活用

以下の動画、足跡をつけているのは人間だけれど、上空撮影しているのがロボット。こういう使い方がどんどん増えるだろうな。ヘリを雇うにはお金がかかり過ぎて、できなかったことができるようになったアーティストたち。

Robots.Netより。flickrで写真が見られる。

Snow Circles from Beauregard, Steamboat Aerials on Vimeo.

2012年2 月23日

ホバリングから飛行モードに転換できるUAV

Drone記事第2弾がWall Street Journal日本版のコラムに掲載されました。前回は軍事用UAV(無人航空機)について書きましたが、今回は非軍事用途についてまとめました。

スタンフォード大学で開かれた会議で展示されていた、MLB社(この会社のURLがすごいですよね)のUAVは「V-Bat」という名前で、同社のスティーブン・モリス社長によると、ホバリングから水平飛行モードに移行できるタイプは、UAV業界でこれが初めてなのだそうです。展示されていたのはプロトタイプで、ヘリコプターと同じ速さで飛行できるとか。YouTubeで以下の動画を見つけましたので、ご覧ください。1:40あたりで飛行機モードに変わります。

なお、こっちの動画のほうがスピード感があっておもしろいです。機種は微妙に違うようですが。

V-Batは3ガロンの燃料を積んで重量が65ポンド(30kg弱)で、こんなふうにして持ち運びできます。これは会議当日、展示の場所を変えたときに私が居合わせて撮影した写真です。

  Stanford Drones 5 GetRobo

Stanford Drone 4 GetRobo

Stanford Drone 2 GetRobo

 

2012年2 月21日

韓国のヒト型ロボット「HUBO」7台が米大学で共演

2月20日(昨日)、7台のHUBOが米Drexel大学のステージで共演したという。プレスリリースはここ

HUBO at Drexel

プレスリリースによると、NSFが2010年8月に、Drexel大学がリードするヒューマノイドの研究に600万ドルの予算をつけた。同大はその前にHUBOを購入済で、このお金を使ってさらに6台を購入した。参加大学は「MIT, Carnegie Mellon, Virginia Tech, the University of Southern California, Ohio State, Purdue and Penn」で、これからそれぞれにロボットは送られて行くって書いてあるけれど、これだと7大学で、でも1台はDrexelのものだろうから、あれ、計算が合わない。どこかの大学は2つで1台をシェアするのだろうか。

この日はすべての大学の関係者がロボットの使い方を学ぶために集合し、それにあわせて一般向けにロボットのショーを開催したようだ。あまり解像度が高くないけれど、以下が動画。

ところで、お気付きの読者がいるかもしれないが、このプロジェクトのメンバーと、こっちのプロジェクトのメンバーが重なっている。