210 posts categorized "米国のロボット"

2012年2 月 1日

ロボットの人材派遣サービス、AnyLobby

久しぶりにAnybotsに取材に行ったら、テレプレゼンス・ロボット「QB」を使った人材派遣サービス「AnyLobby」を開始したという。会社の受付をロボットが代行するというもの。フルタイムの受付係を雇えない、あるいは雇う必要がない法人向けで、ロボットは遠隔地のホームオフィスにいる人が操作する。

写真はAnybots創業者のTrevor Blackwellさんと、Anybots受付嬢のAngelaさん。Angelaさんは米国東部の町に住んでいる。

AnyLobby 3

ロボットは職を奪う、と米国ではよく言われるが、この場合は全く逆、とAngelaさんが話していたのが印象的だった。ロボットによって、Angelaさんが、訪れたこともないシリコンバレーの会社で働けるようになったからだ。でもシリコンバレーに住んでいて受付になりたい人にとっては職を奪っていることにならないのかと尋ねたら、本来なら受付係を雇わない会社に向けたサービスなので、そういうことにはならないということだった。1人のオペレーターが複数の会社を掛け持ちする例もあるという。

この話は日本の雑誌向けに記事を書く予定。英文GetRoboに少し詳しい記事をあげたので、関心のある読者はそちらを先にどうぞ。

2012年1 月24日

お手伝いロボットと高齢者の触れ合いを描いた米国映画「Robot and Frank」

日本では映画「ロボジー」が流行っているようだが、米国ではユタ州で開催中のサンダンス映画祭で公開されたロボット映画「Robot and Frank」が話題になっている。

Robot and Frank
認知症が進みつつある男性フランクと、息子が押し付けてきたお手伝いロボットの関係を題材にした映画で、例えばWIREDは「Robot and Frank Shows Softer Side of Robo-Helpers」(ロボット・ヘルパーの優しい面を見せる映画)という見出しで紹介している。

この記事の書き出しがいかにもアメリカらしい。「Not every robot helper ultimately turns into a vengeful Cylon. That’s the message of Robot and Frank....」(どのロボット・ヘルパーもみんな最終的に復讐心に燃えるサイロン[米SFシリーズの架空キャラクター]に変身するわけではない。それが『Robot and Frank』のメッセージだ)

以下の場面は、フランクが食べたいものを食べさせてくれないロボットに反発しているところ。ロボットは、自分は執事ではなく、「health care aid」(健康管理人)だと主張する。フランクが言うことを聞かないので、ロボットが息子と連絡を取ろうとし、それに対してフランクが「何やってんだ。その頭の中に電話があるのか」とやり取りする部分がおかしい。

Inside Moviesにもっと詳しい内容紹介があり、それによると、フランクは実は過去に犯罪歴があり、ロボットを相棒に盗みをはたすという展開に(!)。フランクが恋心を寄せる図書館員の女性のために貴重な古本を盗むらしい。そして最後のほうは、いっしょに住むことになった娘がロボットの電源を切る場面があり、それに対してフランクは寂しそうだが、エンディングについては不明。

このあたりで上映されることになれば、ぜひ見に行きたい。

2012年1 月17日

身長180センチの新しいヒト型ロボット

身長6フィート(180cm)、体重100-200ポンド(45-90kg)の新しいヒューマノイドを開発中のベンチャー企業があるという。名前はNordstrom Robotics

Nordstrom Robotics website
LinkedInのPersonal Robotics Groupで同社の創業者のJames Nordstrom氏がコメントしていることで知った。低価格で耐久性のある、大人サイズのヒューマノイドを開発中という。最初の商品「HAAP」(Humanoid as a Platform)を25,000ドルで今年末から来年初めにかけて発売したいとのことだ。アプリケーションはファーストフード店や工場の従業員、ガードマンなど。

こりゃまた大きなロボットを!

彼の書き込みを以下にコピー。

My company Nordstrom Robotics is developing a low cost, durable, full size Humanoid. Our initial development has been focused on the physical robot (hardware, motors, sensors, etc.) as opposed to the operating software. We have started to look at a number of open source projects such as ROS but are starting to think of releasing an initial product called HAAP (Humanoid As A Platform) that would enable developers to develop their one operating software. HAAP would come with a base event driven software stack (sensor data, limb position, etc.) and an API to controls the limbs. I wanted to ask the community if you would be interested in the HAAP platform and the hardware features you would like to see. Here are some of the planed specs: 6 feet tall, 150/200 pounds, reproduces 80% of human range of motion, 50% faster and stronger than the average human, day/night vision, resilient to shock and impact, made of high impact durable plastics and weather resistant (Water, extreme cold/heat and sand proof models available soon). Electronics: 360 degree cameras with optical and digital zoom, stereo/night vision and thermal imaging, dual microphones for audio input, speakers for speech, bidirectional long range audio/video transmission, limb position sensors, temperature sensors, accelerometers and gyroscopes, pressure sensors (touch), GPS, motor controllers, x86 processors and SSD hard drives. The estimated unit cost will be around $25,000.

2012年1 月11日

グーグルが取得・申請している自律型自動車の特許は複数

 昨年12月に明らかになった、グーグルの自律型自動車の特許について、Wall Street Journal日本版のコラムで書きました。ぜひご覧ください。なお、新年になって、過去記事は掲載から14日以上経つと有料でしか読めなくなってしまいましたので、お早めにお読みください。

Google Caddy 2コラムで書いたように、12月に報道されたもの以外で2件、関連特許を見つけました。それらもおもしろい内容でした。

なお、特許「8,078,349」番の人間運転モード→自律モードの転換技術に関しては、先日ご紹介した「Caddy Beta」(左写真)で使われたそうです。この点は広報に問い合わせ、確認が取れました。この実験はひとまず終了し、現在は行われていないそうです。

2012年1 月 9日

[CES 2012] アイロボットのテレプレゼンスロボットAvaのデモ動画

世界最大の家電見本市、CESが今日からラスベガスで始まった。残念ながら今年も行けていない。ロボット関連のニュースもぽちぽち出始めている。

アイロボットのテレプレゼンス・ロボット「Ava(エイバ)」は昨年のCESでデビューした。今年はiPadを使ったナビゲーション・システムのデモなどをしているようだ。CNETが以下の動画を紹介している。