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2012年1 月16日

[CES 2012] ゴミ容器を自分で空にする掃除ロボット

中国のEcovacsという会社が、自分でゴミ容器を空にする掃除ロボット「Deebot D76」というのを開発したという。IEEE Automatonで知った。

ベースにドッキングすると、上部についたもう1台の(!)掃除機が掃除ロボットのゴミ容器の中のゴミを吸い取る。掃除ロボットのゴミを吸い取る掃除機は、ポータブルな掃除機としても使えるという。以下、写真をCESのサイトから拝借。Automatonによると、米国での発売は2012年10-12月期か2013年1-3月期で、価格は599ドルの予定。

Ecovacs_deepoo_d76_docking
Ecovacs_deepoo_d76_emptying

Automatonの記事にはCES会場での動画が掲載されているが、YouTubeを探してみたら、ほかにもこの掃除ロボットの動画が見つかった。以下のビデオでは1:15当たりから、ゴミ容器からのゴミ吸い取り、そしてポータブル掃除機に変わる様子が見られる。

 しかし、この機能が必要なのは、ものすごい広いおうちとか、ペットの毛がすごくてたいへんとか、ひと月に一度しか掃除ロボットを走らせないとか、すぐに掃除ロボットのゴミ容器がいっぱいになってしまう家庭だろう。少なくとも、我が家には不必要。Neato XV-11なら、容器をぽんと取り外すだけで簡単。何も部屋に「もう1台の掃除機」がのっかったロボット掃除機ベースを置いておく必要はない。

また、ルンバの場合も、たいへんなのは容器を空にすることではなくて、ブラシにからまった毛をむしりとること。

そこでAutomatonの記事に戻ると、サムソンの掃除ロボット「NaviBot-S」は容器を空にしたうえで、ブラシも自動的にきれいにしてくれるとのこと。これは便利かも。ただ、その機能を確かめられる動画はYouTubeで見つからなかった。

2012年1 月10日

[CES 2012] マイクロソフトがPC用Kinectを2月に発売

 すでにEngadget日本版Internet Watchで速報が流れているが、マイクロソフトがCESで、日本を含む世界12カ国で2月に「Kinect for Windows」を発売すると発表した。価格は250ドル、教育用は150ドル。Xbox用は定価が150ドルなので、PC用のほうが高い。

「Kinect for Windows」のブログというのもある。

PC用Kinectには以下のShape Gameのアプリケーションが含まれる。

また、以下のKinect Effectという動画では52秒のところからロボットが登場する。

ちなみに、マイクロソフトがCESに参加するのは今年が最後になるという。毎年恒例だった、CESの開会式にあたる基調講演も今回が最後、ブースももう出さないのだそうだ。(アップルは昔からCESには参加していない。)

2012年1 月 9日

[CES 2012] アイロボットのテレプレゼンスロボットAvaのデモ動画

世界最大の家電見本市、CESが今日からラスベガスで始まった。残念ながら今年も行けていない。ロボット関連のニュースもぽちぽち出始めている。

アイロボットのテレプレゼンス・ロボット「Ava(エイバ)」は昨年のCESでデビューした。今年はiPadを使ったナビゲーション・システムのデモなどをしているようだ。CNETが以下の動画を紹介している。

2011年11 月19日

[IREX 2011] 高校生といっしょにロボットを解剖

11月12日の土曜日に、日本ロボット学会主催の「ロボットハイスクール」(高校生のための産業用ロボット講習会)に出席した。参加者は約40人でうち3人が先生、9人が女子生徒(私を入れると10人!)だった。

午前中は日本ロボット学会の小平紀生・副会長(三菱電機FAシステム事業本部、機器事業部主管技師長)が産業用ロボットの歴史や仕組みについて講義。たいへん勉強になった。

Robot Class 1
午後は6つのグループに分かれ、実際に小型の産業用ロボットを使った実習。まずは垂直5軸の実機の使い方で、Dead Man Switchを半握りで操作する方法を教わった。

Robot Class 2

Robot Class 6そしてさらに、各グループでロボットを解剖することができた。私は2人の生徒さんといっしょにMELFA 「RV‐1A」をタックル。これは1998年に開発された、産業用ロボットとしては最も小さなタイプで、学校教育用に多く使われているというものだという。

カバーをはずして感じたこと:24時間ぶっとおしで稼働させても5-10年はもつという産業用ロボットだって、「へ~、中身ってロボコンのロボットとあまり変わらないんだ!」

カバーの外から見るとすっきりしているけれど、カバーの中はケーブルや部品がいっぱいギューギューにつまっている。それらを取り出すと、高校生のロボコンの取材で見てきた手作りロボットを思い出す。あたりまえのことなのかもしれないけれど、新鮮な驚きだった。でもロボコンのロボットがちょっとどこかいじっただけで動かなくなってしまうことが多々あるのに対し、産業用ロボットは何年ももつのは、性能の良い部品を使っているのはもちろんのこと、設計に技と苦労があるのだろうな、と。

ひとつのグループはRV-1Aを完全にバラバラにすることが許された。

Robot Class 4

Robot Class 5

いやーおもしろかったです!参加させていただき、たいへんありがとうございます。いっしょにロボット解剖に挑戦した生徒さん2人。将来、目を見張るようなロボットを設計してくださいね。

Robot Class 3

2011年11 月18日

[IREX 2011] 「ロボット・レボリューション」展が2013年に米国で開催へ

2013年3月から米シカゴのMuseum of Science and Industry, Chicago(MSI)で、「Robot Revolution」というロボットの特別企画展が開かれる。MSIは年間の入場者数が150万人、広さ4万平方メートルという米国第3位の博物館で、今回の展覧会は米国でロボットに関連する過去最大規模のものになる。

MSIは展示ロボットの約3分の1が日本のものになると予想しており、このため、この特別展を初めて発表する場として、あえて東京で開催中の国際ロボット展を選んだ。以下は記者会見で特別展について説明するMSI展示・事業開発部のジョン・ベックマン部長。

MSIC 1
 「ロボット・レボリューション」展は2013年3月から6ヶ月間、MSIで開催されたのち、2016年2月までの間、ニューヨークとボストン、ロサンゼルス、デンバー、ヒューストンの5大都市を巡回し、2016-2017年には東京と大阪で開催される計画だ。

この特別展が非常に興味深いと思われる点をいくつか挙げると、

1.米国では一般的にロボットが「人間と敵対する」ものと思われている傾向があるが、その認識を変え、ロボットは「人間の味方」であるというイメージを広げることをひとつのゴールにしている。

2.MSIの副館長はディズニーの出身でテーマパークの仕事に従事してきたというが、「魅せ方」のプロが演出するロボット展になる。

3.MSIは名前がMusuem of Science and Industryとなっているように、科学だけでなく、「産業」に重点を置いた団体であり、今回の特別展を通じてロボット産業にも貢献したいと強く願っている。展示会は4年間にわたり各地を巡回し、何百万人という人にロボットと触れ合う場を提供する。このため、展覧会の場をヒューマン・ロボット・インタラクション(HRI)の研究などに積極的に利用してもらいたいと考えている。

4.展示は「医療用」、「家庭用」、「軍事用」とった用途ではなく、「Locomotion」「Smarts」「Cooperation」「Skills」といった機能によって4つのセクションに分けられる。展示フロアは以下のような感じになる。

MSIC 2
実は、この特別展の開催を決定するにあたり、MSIは米国を中心とした世界のロボット専門家を集めて今年9月にシカゴでブレーンストーミングの会を開いた。GetRoboも招待を受け、この会合に参加した。その際、博物館を見学するチャンスがあったが、天井がものすごく高く、その高さ・広さを活用して人工竜巻や人工なだれなどが見学できる、迫力のある博物館だった。

日本からはジェトロがMSIの特別展に協力している。ジェトロシカゴ事務所の柴原友範氏は、「日米が協力することで新たなロボット産業を創出し、日本の技術力のプレゼンス向上と日本製品の輸出促進につながると期待している」と語っていた。