日本はロボット密度が世界最高―IFR統計
Automatonを通じてInternational Federation of Robotics (IFR)(国際ロボット連盟)が2007年の世界ロボット市場統計をリリースしたことを知った。調査報告書の「World Robotics 2008」は有料だが、概要をまとめたプレスリリースをダウンロードすることができる。チャートはここ。
これによると、2007年末には世界で約100万台の産業用ロボットが稼動し、軍事から調査、家庭用までをすべて含んだサービス・ロボットの出荷台数は同年末までに約550万台に達した。(産業用ロボットはその時点で稼動している台数であるのに対し、サービス・ロボットの統計は過去に出荷されたすべての合計台数であることに注意。すなわち、すでに使われずに押入れに眠ったままの初代ルンバもここにカウントされていることになる。)
産業用ロボットの市場動向の要旨は:
☆2007年に、世界で11万4,365台の新しい産業用ロボットが設置された。これは前年比で3%の台数増加。市場規模は前年比11%増の約60億ドル。この金額にはソフトや周辺機器、システム・エンジニアリングが含まれていないので、それらを含めると、産業用ロボットの市場規模は2007年に世界で約180億ドルに達したと見積もられる。
☆日本と韓国、台湾における産業用ロボットの設備投資額が減少した反面、中国やインド、インドネシアなどでは増加。
☆米国・カナダにおける2007年の出荷台数は約1万9,600台で、前年比9%増。自動車産業が牽引。
☆欧州は同15%増の3万4,900台で、1年の出荷台数では過去最高を記録。自動車産業だけでなく、金属加工やガラス、食品など幅広い産業が自動化を進めているため。
☆Robot density(ロボット密度=生産労働者1万人当たりに稼動する産業用ロボットの台数)が最も高いのは日本で、310台。2位がドイツで234台、3位の韓国は185台。米国は116台。
☆日本の自動車産業では、生産労働者5人に1台のロボットが稼動している。(すごい!!)
☆今後のトレンドは、非・自動車産業のロボット化。
☆2008年の上半期には市場成長が見られたが、下半期には減速。さらに2009年、2010年は世界経済の先行き不透明感が影響を与えるが、激減はしない見込み。2008年の出荷台数見込みは前年比4%増の11万8,900台、2009年から2011年は年率平均4.1%で成長すると予測する。
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