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2010年3 月 9日

[FIRST 2010] 競技の得点手法が特許に! 

 FIRSTシリコンバレー地区大会が近付いてきたので、その準備を進めているのだが、なんだかルールが複雑~。

 と思っていたら、なんと競技の得点手法が特許化されていた!!!Patent 7,507,169

 kaduhiさんに教えてもらって読んだこの記事にそんなことが一言書いてあって、検索したら、Slashdotの記事が見つかって特許にたどり着いた。

 FIRSTのモットーは「coopertition」(cooperation=協力 と competition=競争 を融合した造語)と「gracious professionalism」 (上品なプロ意識)。この2つを促進するのに有効な得点手法などが特許の対象だ。

 Abstractを抜粋すると、

 One particular embodiment of this invention is to award the first participating player, team, or alliance that obtained the highest number of points during competition with a score comprised of the number of points obtained by the first participating player, team, or alliance plus twice the number of points obtained by the second participating player, team, or alliance.

 要するに、競技は2台以上のロボットがチームになって行われるが、最終得点は自分のロボットが獲得した点数だけでなく、チームメイトのロボットが獲得した点数を合算する。しかも、チームメイトのロボットが獲得した点数は2倍になって合算されるので、場合によっては自分のロボットで懸命に点数を稼ぐよりも、チームメイトのロボットを支援したほうが良い結果につながる。ちなみに、どの学校(ロボット)とチームを組むかは当日まで不明、しかも試合によって変わる。(カオス!)

 たしかに、coopertitionを促進する独特の得点手法であるが、それが特許になるとはどういうことか?ロボット競技にかぎらず、どこか別の団体がFIRSTの了承を得ずにこうした手法を取り入れようとしたら、「特許侵害」で訴えられてしまうのだろうか。

 

2010年2 月23日

[FIRST 2010] 今日はロボットの発送日

 FIRSTロボット大会は、その年のルールが発表されてから6週間でロボットを製作しなければならない。これは、いつ、どこの地区大会に出場するかによらず、すべてのチームに同じ製作期間を保証するためだ。そのデッドラインが今日だった。今日、すべてのチームはロボットを箱詰めし、地区大会ごとに定められている倉庫に送り出さなければならない。ちなみに、この発送を担当するのがFedexで、無償で行ってくれるそうだ(地区大会1回分)。

 発送前日の昨晩、チーム114はようやく、ロボットを実際に走らせて試験することができた。今年の競技テーマは「BREAKAWAY」で、基本はサッカー。ボールを蹴る「キッカー」に工夫を施し、ピストンとゴム・チューブの組み合わせで力強くキックできるようにした。


 フィールド内に設置される台を乗り越える必要もある。

 競技の最初の15秒は「自律モード」、そして2分間の「遠隔操作モード」。実際には3チームずつが組んで対戦するが、その組み合わせの決め方は少し複雑なので、また改めて書きます。競技ルールに関心のある方は以下のビデオをどうぞ。

 ロボットを箱詰め。お疲れさま~。3月18日のシリコンバレー地区大会でまた会いましょう。

Robot in box

Off it goes 1

 

2010年2 月11日

[FIRST 2010] FIRSTの加州責任者と会う

 FIRSTのCalifornia Regional DirectorであるJim Beck氏に会った。同氏は、FIRSTのシリコンバレー地区予選の会場ともなるサンノゼ州立大学で33年間、教授職、運営管理職を務めた後に退官し、その間巡り合ったFIRSTの仕事に現在はフルタイムで取り組んでいる。 

Jim Beck

 同氏によると、今年は加州の中でFIRST地区予選に参加するのは153チーム。全国では1810チーム。各地区予選で、Chairman's Awardなど6つの賞を受賞したチームが決勝大会へ進める。各チームはどこの地区予選に出てもいくつの予選に出てもOKで、例えばシリコンバレー地区予選は土地柄、激戦となるため、決勝に出る確率を高めたいチームは(予算があれば)他の地区予選に遠征する。

 また、過去に決勝大会でChairman's Award(トップの賞=「優勝」に値する)を受賞したチームは、今年の成績の良し悪しに関わらず、必ず決勝大会に参加できる。シリコンバレー地区からだと、私立の進学校、ベラルミン高校が2004年にこの賞を受賞しており、毎年決勝に参加する。今年は第20回なので、過去に優勝した19チームが参加したければ参加できるのだ。

 さらに、FIRSTのシーズンが始まる10月にはくじ引きがあり、くじ引きにあたった学校は予選がどうであれ、決勝に参加できる。だれにでも平等のチャンスを与えるという意味では、米国政府が毎年、グリーンカード(外国人永住権)の抽選をやるのと似ており、「アメリカらしい」。(それとも、日本でもくじ引きで参加を決めているような競技会があれば、コメント欄等で教えてください。)最終的に決勝大会に参加できるのは340チームだ。

 Beck氏の紹介で、もう1チーム、取材させてもらえることになった。Team 668、Pioneer高校とLos Gatos高校の合体チームだ。Pioneer高校は通常の授業の中にもロボットを組み込む工夫をしているようで、取材させてもらえるのが楽しみだ。

2010年2 月 3日

米国の「ロボット週間」は4月10-18日

 米国で第1回 National Robotics Week が4月10-18日に開かれるという。 新しいサイトを見てまず目に飛び込んでくるのが、この「ロボット週間」を開催する目的。ずばり、「Celebrate the US as a leader in robotics technology development (ロボットの技術開発におけるリーダーとしての米国を祝う)」のである。

NRWlogoRGBweb 

 またプレスリリースの一行目から抜粋すると、 「recognizing robotics technology as a pillar of 21st century American innovation(21世紀の米国の技術革新の柱としてロボット技術を認識する)」とある。い、いつの間に米国にとってロボットがこんなに重要になったわけ??というか、重要であることを確定するためにこうしたイベントをするのでしょうね。

 でもEventsのページにはトヨタのロボットの写真が、、、。

 リリースのなかにあるイベント一覧表の中には、4月14日にスタンフォード大学でRobot Block Partyが開かれると書いてある。これは初耳。調べなきゃ。でも4月15-17日はアトランタでFIRSTの決勝だし。う~~む。この週は忙しくなりそうだ。この週に決勝をやるというFIRSTはすごい。というか、ロボット週間がそれに合わせたのか。いずれにしろ、FIRSTすごい。 

 

2010年2 月 2日

[FIRST 2010] FIRST Robotics Competition

 米国の発明家兼起業家のDean Kamen氏が1989年に設立した非営利団体のFIRST。 「For Inspiration and Recognition of Science and Technology」を意味し、ロボットの競技会を通じて、将来の科学、技術、工学分野のリーダーを育てようというミッションを掲げる。

 複数の競技リーグを開催しているが、メーンのFIRST Robotics Competition (FRC) は高校生(9-12年生、14-18歳)を対象とし、年々、参加チームが増えている。第20回の今年は1,800以上のチームが参加予定という。

 GetRoboは今年初めて、FRCをカバーします。最終的な記事はロボコンマガジンに掲載予定です。単に地区大会や決勝にぼんやり出掛けて行ってもワけ分からんし、おもしろくないので、ロボットの製作過程から取材することにしました。  

 この計画に協力してくれることになったのが、シリコンバレーにあるロスアルトス高校のチーム「Eagle Strike」。チームナンバーは#114。校長先生、担当先生、父兄のみなさん、そしてチーム・メンバーのみなさん、ありがとうございます!

Team 114 

 FRCはいったんチーム・ナンバーをもらうと、「一生」その番号を使う。今は千のオーダーの番号が配られているので、114といえば「古株」だ。実際、このチームは1997年から参加しており、何回かChampionships(決勝大会)にも進出している。 直近では2005年に決勝に進んだ。

 ルール等、勉強を始めたが、日本の競技会とはいろいろな点で異なるようだ。決勝で優秀な成績を収めたチームはオバマ大統領にも会えるということらしい(未確認情報)。これほど影響力が高まったFRCの「真髄」に迫りたいと思います。