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2012年3 月28日

グーグルの自律型自動車と盲人ドライバー

グーグルの広報担当者から、新しい動画を公開したとの知らせを受けた。目の不自由な男性が同社の自律型自動車に乗って、ファースト・フードのドライブスルーとクリーニング店に行くというものだ。

運転席にだれが座っていようと同じで、特に何か新しいことができるようになったわけではないのだが、「身体障害者の自立を助ける」という切り口が新しい。PR効果を狙っている。

動画はこの男性がユーザー第1号になる、といった終わり方をしているが、その点は果たしてどうだろうかと疑問に思った。自律型自動車が実用化された場合、最初から、全く道路から目を離しても良いという形になるのだろうか。ハンドルから手は離してもいいが、目は見開いておいて、万が一事故になれば、人間のドライバーの責任、という形にはならないのだろうか。

2012年1 月11日

グーグルが取得・申請している自律型自動車の特許は複数

 昨年12月に明らかになった、グーグルの自律型自動車の特許について、Wall Street Journal日本版のコラムで書きました。ぜひご覧ください。なお、新年になって、過去記事は掲載から14日以上経つと有料でしか読めなくなってしまいましたので、お早めにお読みください。

Google Caddy 2コラムで書いたように、12月に報道されたもの以外で2件、関連特許を見つけました。それらもおもしろい内容でした。

なお、特許「8,078,349」番の人間運転モード→自律モードの転換技術に関しては、先日ご紹介した「Caddy Beta」(左写真)で使われたそうです。この点は広報に問い合わせ、確認が取れました。この実験はひとまず終了し、現在は行われていないそうです。

2012年1 月 3日

2012年の注目10トレンド、米国ロボット業界

あけましておめでとうございます

米国におけるロボット業界は、新年から猛スピードで動き始めています。今年もGetRoboをどうぞよろしくお願いいたします。

2012年の注目トレンドを10項目にまとめました。どれも要ウオッチのトレンドで、順不同です。

SAFFiR①2足歩行ロボット

米国は2足歩行ロボットに関心なし、なんていう「神話」はすっかり崩れた。

ボストン・ダイナミクスのヒト型ロボット「Petman」をはじめ、バージニア工科大学の消防ロボット「SAFFiR」、ダチョウ型ロボット「FastRunner」、ミシガン大学の「MABEL」など、2足歩行ロボットに関連したプロジェクトが増えており、開発に拍車が掛かるだろう。

写真はSAFFiRのプロトタイプ(Photo credit: John F. Williams/U.S. Navy)。後ろは同じくバージニア工科大学が開発中の2足歩行ロボット「CHARLI-2」。

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2011年12 月15日

グーグルが自律走行車の特許取得!

グーグルが自律走行車に関連した技術で特許を取得したBBCなど各方面で報道されている。

冒頭にある特許の概要を抜粋翻訳する。

 Transitioning a mixed-mode vehicle to autonomous mode

混合モードの車を自律モードに変換する

Disclosed are methods and devices for transitioning a mixed-mode autonomous vehicle from a human driven mode to an autonomously driven mode. Transitioning may include stopping a vehicle on a predefined landing strip and detecting a reference indicator. Based on the reference indicator, the vehicle may be able to know its exact position. Additionally, the vehicle may use the reference indictor to obtain an autonomous vehicle instruction via a URL. After the vehicle knows its precise location and has an autonomous vehicle instruction, it can operate in autonomous mode.

混合モードの車を、人間が運転するモードから自律走行モードに変換する手法と機器について明らかにする。(モードの)変換とは、事前に定められた「landing strip」の上に車を停めて「reference indicator」を検出することもあり得る。この「reference indicator」によって、車は正確な場所を知ることができる可能性がある。これに加え、車は「reference indicator」を使って、URLを通じて自律走行車用の指示を得ることができる。車は正確な場所を把握し、自律走行指示を受けた後、自律モードで走ることができる。

ええ~~~! これは、自律走行車のあり方を考えた場合の、1つのかなり基本的なやり方が特許化されたということではないでしょうか。

 「landing strip」というのは通常は飛行機の「滑走路」ないしは「着陸場所」という意味。車の場合は「一時停止場所」といった感じでしょうか。車に詳しい読者の方々、良い日本語訳を教えてください。また、「reference indicator」は「位置指標」かな?これも良い訳があれば教えてください。

URLを通じて~、というのがグーグルの強みを発揮できる大きなポイントですね。

しかも、今年の5月11日に特許が申請されて、12月13日に下りるというこのスピードは何??こんなことってあるのでしょうか。特許の専門家の方々、教えてください。

2011年11 月30日

「Google X」という秘密の研究所-NYT報道

ちょっと前になるが、11月13日のニューヨークタイムズ(NYT)の記事によると、グーグルの中に「Google X」という「秘密の研究所」があるという。「途方もない」アイデア100件のリストがあり、その開発に取り組んでいるのだそうだ。記者はグーグルの社員12人(中にはこの研究所に所属する人もいる)を取材し、匿名の彼らの話を元に記事をまとめている。非常に興味深い点を記事から抜粋すると、

☆ほとんどのアイデアはコンセプト段階だが、年内にある商品が1つリリースされる。(でもその商品の具体的内容については記者は聞き出すことができなかった。)

☆共同創業者のサーゲイ・ブリン氏が研究所に深く関与している。彼ともう1人の創業者で現CEOのラリー・ペイジとでアイデアのリストを作った。ペイジ氏も今年4月にCEOに就任するまでは、研究所にかかわっていた。

☆開発中の自律走行車もGoogle Xのテーマのひとつ。デトロイトの自動車メーカーの姿勢にがっかりしたグーグルは、現在、自ら米国内で生産することを検討している。(この計画の概要を知っている人による、と記事には書いてある。)

多くのアイデアはロボットがらみ。グーグルマップのデータ取得にロボットを使ったり、家庭やオフィスでの日常作業の支援、遠隔勤務などで活用できるロボットなどがアイデアに挙がっている。

☆研究所の人員はマイクロソフトやノキア、スタンフォード大学、MIT、カーネギーメロン大学などから引き抜かれた。スタンフォード大学からは自律走行車のSebastian Thrun氏のほかに、Andrew Ng准教授も加わっている。

☆マイクロソフトでキネクトの開発にかかわったJohnny Chung Lee氏も今はGoogle Xの一員。

すっごそうですね~。