7 posts categorized "Heartland"

2012年5 月 4日

秘密裏の注目ロボット・ベンチャー、Heartland Roboticsが来年1月にデビューへ

THE ROBOT REPORTの特種。元MIT教授で、アイロボットの創業者のひとりでもあるロドニー・ブルックス氏が2008年に創業したベンチャー企業のHeartland Roboticsが、いよいよ来年1月にその姿を現す。

2013年1月21-24日にシカゴで開かれる「AUTOMATE 2013」という自動化技術の展示会に出展するという情報をTHE ROBOT REPORT の Frank Tobe氏がつかみ、GetRoboに連絡をくれた。

たしかに、出展者リストにHeartland社の名前が。そして以下が展示フロア図。

Automate-2013-exhibitor-map-400

川崎重工の米国法人と三菱電機、ファナックの隣。

Tobe氏が指摘するように、プレス向けのお披露目はこの前になる可能性もある。どんなロボットなのか、楽しみですね~。Thank you Frank!

2012年1 月 3日

2012年の注目10トレンド、米国ロボット業界

あけましておめでとうございます

米国におけるロボット業界は、新年から猛スピードで動き始めています。今年もGetRoboをどうぞよろしくお願いいたします。

2012年の注目トレンドを10項目にまとめました。どれも要ウオッチのトレンドで、順不同です。

SAFFiR①2足歩行ロボット

米国は2足歩行ロボットに関心なし、なんていう「神話」はすっかり崩れた。

ボストン・ダイナミクスのヒト型ロボット「Petman」をはじめ、バージニア工科大学の消防ロボット「SAFFiR」、ダチョウ型ロボット「FastRunner」、ミシガン大学の「MABEL」など、2足歩行ロボットに関連したプロジェクトが増えており、開発に拍車が掛かるだろう。

写真はSAFFiRのプロトタイプ(Photo credit: John F. Williams/U.S. Navy)。後ろは同じくバージニア工科大学が開発中の2足歩行ロボット「CHARLI-2」。

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2011年6 月22日

安川電機と提携した米ロボット・ベンチャー

米テネシー州にあるベンチャー企業、Universal Roboticsについて、Wall Street Journal日本版のコラムで書きました。

実はこの会社は、昨年、Humanoids 2010の取材で初めてテネシー州を訪れる際に、「Nashville」と「robot」でネット検索したら出てきた会社でした。ナッシュビル滞在中は会議の取材で忙しすぎて、この会社とコンタクトを取ることができなかったのですが、ずっと気になっていた会社で、ようやく今回、電話取材する機会が持てました。

Moto Head 気になっていた理由は、やっていることが、元MIT教授のロドニー・ブルックス氏が始めたHeartland Roboticsに似ていると感じたからです。

今回の電話インタビューで、Universal Robotics社のCEOにこの件を確認したところ、「ある程度はかぶるが、別の市場を狙っている」とのこと。Universal社は安川電機のような従来の産業用ロボットにソフトを載せることを考えているのに対し、Heartlandは独自のハードウエア・プラットホームを持ち込もうとしている点が違うと。

そして私が「でも、Universal社のソフトも、安価なセンサーで制御できるようにするという意味では、Heartlandが狙っている、ロボットを使ってみたいが従来の産業用ロボットは値段が高すぎて買えないという顧客層を対象とするようになるのではないか」と尋ねたら、答は「Ultimately that's right but if he (=Rodney Brooks) comes up with a piece of equipment that can be priced correctly, you know, we may end up working with them.(笑)」とのことでした。そしてブルックス氏とUniversal社の創業者らは友達だそうです。

右上の写真はMOTOMAN用にUniversal社が作ったヘッド(実験機)。下はロボットが見ているもの。写真はいずれもUniversal社提供。

7RoboticsCalib

2010年11 月30日

ブルックス元MIT教授のHeartland Roboticsが2千万ドル調達

 MIT元教授のロドニー・ブルックス氏が設立したベンチャーのHeartland Roboticsが、2000万ドル(約17億円)の追加資金調達をしたと発表した。Amazon.com創業者のJeff Bezos氏の個人資産を運営する会社が追加投資している。

 サイトが新しくなっている。ホームページから抜粋。

  Robots will change the way we work. 「ロボットが我々の働き方を変える」というのがスローガン。

They will have intelligence and awareness. They will be teachable, safe and affordable. They will make us productive in ways we never imagined.(ロボットは知能を持って認知する。教えることができて、安全で手の届く値段。今までに想像できなかったほど、我々の生産性を上げることができるようになる。)

Robots will reinvigorate industry and inject new life into the economy. Making businesses more competitive. Keeping jobs from moving overseas. Demonstrating the power of American ingenuity.
(ロボットは産業を活性化し、経済に新たな息吹を吹き込む。企業の競争力を上げる。職が海外に逃げるのを防ぐ。米国の創造力の底力を証明する。)

Robots will change how we think about manufacturing. And Heartland will change how we think about robots.(ロボットは生産活動に対する我々の考え方を変える。そしてHeartlandは人々のロボットに対する見方を変える。)

 お~~。パッションを感じます。ますますどんなロボットなのか、待ちきれない。

2010年9 月24日

「米国の中小工場向けはロボットの大市場」とブルックス教授

 9月20日にRobot ReportがMIT元教授のロドニー・ブルックス氏に話を聞いたとのことで、記事をアップしている。

 同氏が設立したロボット・ベンチャー、Heartland Roboticsの詳細が分かるかな、と期待したが、内容は一般的なロボット業界の動向についてだった。残念。

 でもこの記事の中でおもしろかったのは、3段落目。

「Brooks cited the breadth of the American marketplace: that there are 300,000 small to medium-sized (less than 500 employees) non-auto-industry factories in America... almost none of which use robots, thus a very large marketplace.」

 訳すと、「ブルックスは米国の製造業関連市場の幅の広さに言及した。米国には従業員数が500人以下の中、小規模の工場が、自動車製造業を除いて30万ある。これらはほとんどすべてがまだロボットを利用していないので、(ロボットにとって)大きな潜在的市場である。」 Heartland Robotics はこの市場に向けたロボットを開発しているということだろう。

 Adept Technologyもこうした市場を狙っているみたいだし、ヘルスケア分野と同様に「旬」なのかな。