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2011年5 月11日

アイロボットが年内に多目的ロボット「AVA」を発売へ

 Google I/O 2011にはアイロボットも参加。そこで、多目的ロボット開発プラットホーム「AVA」(エイバ)を年内に発売する予定であるとコリン・アングルCEOが発表した。CNETが記事にしており、それによると、年内に発売されるのはデベロッパー向けバージョンで、来年には法人向けの製品を発売するという。法人向け製品とはテレプレゼンス・ロボットのことを指すようだが、正確にははっきりしない。

AVA1   今年のCESではこのAVAがiPadをのせていたのだが、この日はもちろんAndroid端末。

 CNETの記事によると、アングルCEOはロボットを三種類に分類しており、それは①福島第1原発に投入されているような高価なもの②ルンバのような低価格のもの③その中間に位置するもの。そして、この第3のロボットとは「お手伝いさんロボット」に近いイメージを持っており、これを商品化するためにはロボット業界だけでは力不足なので、モバイル・コンピューティング業界に助けて欲しい、と呼びかけている。

 同CEOは、アイロボットがタブレットの種類には中立で、Android端末もiPadもサポートするが、「Right now, Android has what we need(今はAndroidが我々の必要としているものを備えている)」と話している。

 写真はGoogle I/OでのAVA。(だんな撮影)

 こんなにロボットがいろいろ出てくるようになると、これからはこの会議も取材に行かないとだめですね。

2011年3 月21日

米アイロボットより、日本に向かったロボットの写真

 先週末に、米アイロボット社が陸上自衛隊の要請を受けて、日本にロボットを輸送中だと伝えられている話を書いたところ、これは本当なのか、といった問い合わせがありました。

 GetRoboが同社の広報担当者に確認をしたところ、たしかにそのとおりだそうです。広報担当によると、陸上自衛隊のSpecial Ops Group(特殊作戦群?)にロボットの使い方を教えるため、6人のアイロボット社員がPackBotWarriorを2台ずつ持って日本に向かったそうです。すでに日本に到着しているはずですが、「We're awaiting updates on how, when, where and even if the robots will be used. I'll absolutely share the info with you as we receive it.(ロボットがどのように、いつ、どこで使われるのか、また、実際に使われるのかどうかも含め、アップデートを待っているところ。情報が入り次第、必ず情報をシェアする。)」との話です。

 アイロボット本社で日本へ向けて出発準備中のロボットの写真を送ってくださったので、ここに掲載します。ベージュのボディーはWarriorのほうですね。

IRobot_-1 

IRobot_-5 
IRobot-9 
IRobot6_  

2011年3 月18日

米アイロボットが自衛隊の要請を受け、日本にロボットを輸送中

 米アイロボットが陸上自衛隊の要請を受けて、一般的に偵察や爆弾処理などに使われているロボット2種、510 PackBot710 Warriorを日本に輸送中だという。IEEE Automaton と Cosmic Log が報じた。

 Cosmic Log には、アイロボット社の広報の話として、これらのロボットが「どこで、いつ、どのように使われるのかは分からない」と伝えている。米国時間18日の金曜日(今日)にアイロボット社員たちとともに出発し、日本に到着したら、自衛隊関係者に対して使い方のトレーニングを実施する計画という。いずれのロボットも「9・11」(アメリカ同時多発テロ事件)の後に、「グラウンド・ゼロ」で使用された遠隔操作型のロボットだ。

 IEEEの記事のほうは、これらのロボットが福島第1原発で使われる見通しだと書いている。2つのロボットでより大きいほうのWarriorは、原発の中にホースを持ち込むような力持ちなので、冷却作業に使える可能性があるが、実際にそのように使用されるかどうかは分からない、としている。

 これらのロボットは従来、戦地や事件現場における爆発物処理で大活躍しているが、放射線環境下で動かしたことがあるのだろうか?普通に使えるのだろうか?専門家の方々、教えてください。

 Cosmic Logの記事では、米カーネギー・メロン大学(CMU)のRed Whittaker教授がコメントしている。(DARPAの無人ロボット車レース「Urban Challenge」で優勝したあの先生。)今回のアイロボット製ロボットは、これから中長期的に日本に導入されるであろうrobotic "work systems"の最初だろうと。まずは偵察や現場評価に使われる小型ロボット、いずれは有害廃棄物の後始末などで使える大型ロボットへと次々にロボットが導入されると予測している。

 以下は510 PackBot (上)710 Warrior(下)の写真。アイロボットのサイトより。

IRobot PackBot 1 

 IRobot 710 Warrior 5

2011年1 月 6日

アイロボットもテレプレゼンス・ロボット、「AVA」

 アイロボットがもう1つ、新しいロボットをCESで発表していた!名前は「AVA」(発音は「エイバ」)。今のところ、同社のサイトにもプレスリリースは見つからないが、PCMAG.COMが現地でCEOのコリン・アングル氏を取材し、記事にしている。

 以下の動画を見ると、同CEOはこのロボットを「practical mobility platform」と呼んでいる。「実用的な移動ロボットのプラットホーム」ということで、アプリケーションは開発者しだい、ということらしいが、用途の1つとして彼が挙げているのがテレプレゼンス(remote presence)だ。

 CESで展示されているAVAはiPadを搭載しているが、Andoroid端末でもOKという。これによって、iPad、Androidの開発者がAVA=ロボットの開発に携われるようになり、アングルCEOが言っているように、ロボットの開発コミュニティーがぐっと広がる。

 さらにAVAはKinectと同じPrimeSenseのセンサーを使用。先日、アングルCEOを電話インタビューした際に、Kinectの話で盛り上がったのと、これからはIT業界との連携を強化して行くという話があったが、こういうことだったのか。

  アイロボットのテレプレゼンス・ロボットと言えば、覚えていらっしゃる方も多いと思うが、ConnectR。このプロジェクトは結局中止になったが、これを通じて、テレプレゼンス・ロボットは床にはいつくばっちゃ使い物にならないということが分かったのだろう。AVAは身長90-150cmで調節できる。ビデオの中に出ているが、ワンタッチで高さを変えられるのは美しい。首のところにもタッチセンサーがあるようで、画面の向きも変えられる。

 で、今、「iRobot AVA」でググッたら、昨年12月の記事でこんなのが出てきた。すでに報じていたところがあったとは。この記事によると、アイロボットはヘルスケア部門、高齢者支援用ロボットの初製品としてAVAを準備しているようだが、今回のCESの記事を読むと必ずしもそれだけをターゲットにしているわけではなくて、広くアプリケーションの開発を促したいよう。

 CNETもCESの現地で取材している。

2011年1 月 3日

アイロボットの新製品は小型の床磨きロボットとルンバの新シリーズ

 年末に前触れのあったアイロボットの新製品が発表になった。全く新しいタイプの家事支援ロボットではなく、従来の製品の改良版だ。

 Scooba 230 は従来の床磨きロボットScoobaを小型化した弁当箱サイズ。これだとトイレ周りの掃除にも使え、収納が楽そう。直径16.5cm、高さ9cmで、従来のScoobaとの大きさの比較はBotJunkieに写真が出ている。今春の発売予定で値段は299ドル。

 以下の動画で使用方法が分かるが、プレスリリースによると水容器の仕切りが動くようで、洗浄水が使われて少なくなると、境目が動いて、その分、吸い上げた汚れた水をためる部分の容積が大きくなる。ヒトがモップ&バケツを使って掃除する場合と違って、汚れた水と洗浄水を常に分けておける、だからよりきれいに掃除できる、というのが売り文句だ。

  一方、ルンバの新700番シリーズの特徴は、吸引機構の改良で、吸い上げた髪の毛などがブラシに絡まらずにゴミ容器に吸い込まれやすいようにした点だと書いてある。新しい消費電力管理ソフトによって、電池寿命を50%長くしたとも。これらの改善点は、昨年夏に発売された競合製品、Neato Roboticsの「XV-11」を意識しているのは間違いない。

 また、ホコリのたまっている場所を重点的に掃除するためのホコリ検出機能はNeatoの製品になくて、アイロボットが強調したい製品特徴だ。新シリーズは760、770、780番とあり、いずれも、従来機種に使われてきた小さなゴミを検出する音波センサーを搭載し、さらに、770と780には新たにポップコーンのような比較的大きなゴミを検出できる光センサーが搭載される。

 ルンバ新シリーズも今春発売予定で、価格は449ドルから。

 写真は新シリーズの780番。掃除機ロボットももうちょっと小型化してくれると収納が助かるのだが、、、、。

IRobot Roomba 780 3