7 posts categorized "Japan Cool"

2009年11 月 2日

故・手塚治虫は映画「ATOM」をどう見た? 友人のF・ショット氏に聞く

ホンコンのImagi Internationalが制作した映画「Astro Boy」(日本名「ATOM」)が米国で封切りになった。映画評論家による評判は「家族で大いに楽しめる映画」から「善対悪の構図がありきたりで面白みがない」まで幅があるようだが、私は友達家族といっしょに観に行き、楽しむことができた。キャラクターが今風、ハリウッド風になっていたが、人間とロボットのはざ間で苦労するアトムの姿がよく現れていて、オリジナル作品のメッセージが残されていたように思う。

Fred2

サンフランシスコ在住のFrederik L. Schodt(フレデリック・ショット)氏は、手塚治虫氏本人の日英通訳を長く務め、手塚氏が亡くなるまで友人として同氏の作品の海外における受け止められ方について助言を提供していた。手塚氏の人柄や生涯、功績についてまとめたエッセイ集「The Astro Boy Essays」を2007年に出版し、各地で講演も多数行っている。ショット氏は1980年代には4年間を費やして「ロボット王国・日本」について取材し、「Inside the Robot Kingdom」を執筆。この本に書かれてある、ロボット分野の日米比較は現在でも通じる洞察力に優れたものである。一方、同氏は「MANGA!MANGA!」などを通じた日本のマンガの海外紹介でもよく知られており、その功績によって今年6月には旭日小綬章を受賞した。

日本のロボットとポップカルチャーの両方に精通しているショット氏をインタビューする機会があった。インタビュー記事はGetRobo Premiumに掲載した。(GetRobo Premiumにはパスワードが必要です。パスワードが必要な方はここから登録してください。)

 

2009年1 月 4日

鉄腕アトムの新映画、2009年10月に米国で公開

 今日、Robots Dreamsを通じて知った。香港のアニメ会社、Imagi International制作の新しい鉄腕アトム映画"Astro Boy"が今年10月に米国で公開になるという。YouTubeにはもう広告が出ていた。アトムの顔、香港の美男児っぽい。

2008年5 月31日

ロボットはポップカルチャーと現実世界の交差点

 サンノゼ美術館ロボット・アートの展示会が開催されているのにあわせ、作家のDaniel H. Wilson氏の講演会が開かれた。ウィルソン氏は、カーネギー・メロン大学(CMU)でロボット工学の博士課程にいる間に、「HOW TO SURVIVE A ROBOT UPRISING(ロボット反乱時に生き残る方法)」という本を書き、その本が売れたので、博士号を取得後に作家になったという異色の経歴の持ち主だ。

Dan_wilson (巨大なロボット・アートを前に講演するウィルソン氏)

 この本は、「悪意のあるロボットをどう見分けるか」や「無人ロボット車からいかに逃げるか」、「(ロボットの)音声認識をいかにだますか」など、ロボットがいずれ暴動を起こした時に人間がいかに対応すれば良いかをおもしろおかしくマニュアル風にまとめている。

 また同氏が次に書いた本「HOW TO BUILD A ROBOT ARMY」は、人間がゾンビに立ち向かうためにロボットの軍隊を形成する方法についてだ。

 こうした本はジョークの塊のように思われるかもしれないが、「そうじゃない」とウィルソン氏は主張する。「ロボットというのはポップカルチャーと現実世界の交差点にある。私は一般人に本当のロボットの技術について知識を広めるために、ポップカルチャーを利用して本を書いたのだ」と語る。確かに本では、今の技術がどこまで進んでいるかや、そうした技術の仕組みについて解説している。

 「ロボットはポップカルチャーの面からも、実世界の技術開発の面からも進化している。人間の想像力と技術の双方が進化している時に、それらがどう相互作用して行くかに関心がある」と言う。

 「ロボットは我々人間のできることを何でもでき、しかもいずれは人間よりもうまくできるようになるとみんな思っている。それが恐いのだ。でもロボットに関して最も楽観的なのは日本人だろう」。日本では一般的にロボットは「人間の味方」、米国では「人間の敵」であり、日米の一般大衆のロボットに対する考え方、思いには大きな開きがある。しかし最近のポップカルチャーはグローバルな現象だし、この先は変わってくるような気がするのだが、どうだろう。

 今回は美術館の展示を見る時間がなかったのだが、終了する10月までにもう一度行かねば。

2007年8 月15日

Keepon(キーポン)が大ブレーク

 日本発の雪だるま型ロボット、キーポンが世界的セレブになりそう。情報通信研究機構小嶋秀樹主任研究員が開発し、カーネギー・メロン大学のマーク・ミカロウスキーさんがダンスを踊れるようにしたキーポンは、9月にロサンゼルスで開かれるハイテク見本市 WIRED NextFest の開幕コンサートで、人気ロックバンドのSpoon(スプーン)と共演する。

 それにあわせて、WIREDがビデオを作った。

 Robots Dreams や Loving the Machine が取り上げている。

 どこもまだ書いていないようだが、このビデオに登場する「Mad scientist風の役者さん」、実は小嶋さんご本人です!!日本のロボット研究者がこうしたMTV風ビデオに登場するのは初めてではないでしょうか。

 キーポンは、日本と海外の研究者が協力すると、おもしろいロボットが生まれるという証拠。GetRoboではこういった例がどんどん増えて欲しいとの願いから、情報発信に努めます。

 なお、今年4月にニュースレター「GetRobo」で書いたキーポンの記事はこちら。

 キーポンの商品化についてはここ

2007年6 月23日

WIREDの表紙にカタカナ

 紙のWIREDの最新号は、7月に全米公開される映画Transformersの話がカバーストーリー。表紙には小さくだが、「ヘンシンスルロボットダ」とカタカナで記されている。記事はサイトからPDFでダウンロードでき、12ページからの記事「TOY WONDER」の副題は "How a few little-known Japanese action figures changed the way we play."

 最近は経済「紙」Wall Street Journalもオンラインでしか読まないし、紙で読む媒体がすっかり減ったが、WIREDは紙で読み続けたい雑誌の筆頭だ。写真、レイアウトが楽しめるから。