13 posts categorized "Microsoft"

2010年5 月20日

マイクロソフトのロボット開発ソフトが無料に

 マイクロソフトが今日、同社のロボット開発用ツール「Robotics Developer Studio (RDS)」の無償提供を始めたと発表した。このサイトから「Microsoft Robotics Developer Studio 2008 R3 (Microsoft RDS)」なるものを無料でダウンロードできる。 従来は、機能が限られた無料版と、学術研究向け、フル装備の有償版の3つに分かれていたが、今後はだれでもフル装備版を無料で使えるようになるという。

 Microsoft Roboticsのトップとして、昨年退社したTandy Trower氏の後任に就任したStathis Papaefstathiou氏(うわ~ちょっと名前の発音が難しそう)がブログに以下のように書いている。 

By offering this software free of charge, we're hoping to help push the robotics market towards the sustainable scale I mentioned earlier -- putting Microsoft RDS in the hands of as many developers as possible to innovate and experiment with. We're enthusiastic to see what developers around the world, of all backgrounds and levels of knowledge, will bring to the table using Microsoft RDS in the months to come.(このソフトウエアを無料で提供することにより、マイクロソフトRDSをできるだけ多数のデベロッパーの手に届けて、技術革新と実験に取り組んでもらい、ロボット市場を維持可能な規模に押し上げたいというのが我々の願いだ。我々は今後、様々なバックグラウンドと知識レベルを持った世界中のデベロッパーがRDSを使ってどんな貢献をしてくれるか非常に楽しみである。)

 IEEE Automatonに詳しい記事が出ている。このPapaefstathiouさんのほかWillow GarageやNational Instrumentsのコメントもある。

2010年4 月13日

Trower氏、マイクロソフト退社し、ロボット・ベンチャーを設立

 Tandy Trowerさんって覚えてます?一時はマイクロソフトのロボット関連事業の「顔」だった方で、日本でも講演などを通じてご存知の方も多いと思います。今日、たまたまWikipediaを見ていたら、なんと、彼はいつの間にかマイクロソフトを退社していたことを発見!Wikipediaの最後の部分をご覧ください。昨年11月に退社となっています。びっくり~!!

 しかも、「Hoaloha Robotics」という名のロボットのベンチャー企業を設立していました。この会社のウエブサイトは見つからなかったのですが、彼のLinkedInのページを見てみたら、以下のような記述がありました。

 After 28 years at Microsoft, I resigned to pursue what may be one of the greatest and most important opportunities for applying emergent personal robotic; i.e. assistive care. With an increasing demand for healthcare and spiraling costs, fueled in part by a growing senior population (who are also living longer), commensurate increasing shortage of caregivers, digital technologies can play an important part in addressing these challenges. Within this ecosystem, personal care robots can help address physical, cognitive, and social loss of function, and enable individuals to better manage their wellness and quality of life in the same way that PC technologies and the Web can extend and enhance information access, productivity, and general well-being.

 要約すると「私はマイクロソフトに28年間勤めた後、パーソナル・ロボット技術のアプリケーションとして最も有望と思われるassistive care(介護支援)の分野を追求するべく、退任した。人口の高齢化などによってヘルスケアの需要とコストは増大しており、介護人の不足が深刻化している。デジタル技術はこうした問題の解決に役立つ。パーソナル・ケア・ロボットは身体的、認知、そして社会的機能が失われた場合の支援をし、個々人が健康と生活の質をよりよく維持するのに役立つ。これはちょうどパソコンとウエブが情報へのアクセスや生産性、全体的な生活の質の改善につながったのと同じようなことだ。」

 あらま。で、マイクロソフトの「ロボット戦略」はどうなったんでしょう?

Tandy Trower 
(写真:2008年のRobo Development会議で講演したときのTrower氏)

2010年1 月 3日

マイクロソフトのRoboChamps-なくなっていた!

 マイクロソフトのRoboChampsって覚えてます??

 今、超・久しぶりにチェックしたら、サイトがなくなっていました!というか、リンク先が Imagine Cupとやらに変わっていました。これはロボットのコンテストではなく、広範囲なソフト開発の大会のよう。

 続かなかったのですね、、、。  

2009年8 月 5日

マイクロソフトは高齢者支援ロボットに関心

 夏休み前からずっと気になっていた記事。2か月以上前の記事だが、紹介する。

 マイクロソフト・ウォッチャー、Mary-Jo Foleyさんのブログから。マイクロソフトのロボティクス・グループのゼネラル・マネジャーだったTandy Trower氏は2008年秋にそのポジションを離れ、“大使”的な役目に就いたという。Trower氏はマイクロソフトが進めているロボット関連活動の外向きの「顔」。

基調講演でのTrower氏

 このコラムでは同氏とのメールのやり取りを紹介しているが、その一部を抜粋し、翻訳する。コラムの題名は「パートナー・ロボットはロボットの次のキラーアプリか?(そしてマイクソフトは噛み付くか?)」

 “I thought I’d send you an update on my status. I am still at Microsoft, but note though there was a change that occurred last fall, coincident with the latest release of our robotics toolkit. I turned over day-to-day operations of the robotics team to my product unit manager and I have shifted to a more “ambassadorial” and strategic role looking beyond just the development needs of the emerging new robotics industry and studying the potential markets for robots. I am happy to share some preliminary observations with you….

 「私の最近の社内ステータスについてお知らせする。私はまだマイクロソフトにいるが、ロボティクス・ツールキットの直近のリリースにあわせて、昨年の秋に立場が変わった。ロボティクス・チームの日常業務を商品ユニット・マネジャーに移管し、私はもっと”大使的”で、単にロボット業界の開発ニーズに答えるだけでなく、その先のロボットの潜在的市場を研究するための戦略的な役割に移行した。ここでは、その立場になってからまず気付いたことを紹介できれば幸いだ」

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2008年10 月21日

マイクロソフトのRoboChamps-起亜自動車がスポンサー

 マイクロソフトはロボットのシミュレーション・コンテスト、RoboChampsの3種目の競技「Urban Challenge」について詳細を発表し、韓国の自動車メーカーの起亜自動車が競技のスポンサーになったことを明らかにした。

Robochamps

 今回の競技は米国防省が昨年開催した無人ロボット車レースのUrban Challengeと同様の趣旨だが、すべては仮想空間の中で行われる。Microsoft Robotics Blogによると、競技参加者はMicrosoft Robotics Developer Studio 2008を使って、仮想都市内で交通ルールを守りながら、複数の起亜自動車販売店を周ることのできる無人車を開発する。車の走りっぷりを審査員が評価し、最高得点を獲得した人が優勝。同得点なら、先に応募した人の勝ち。車種は実際に起亜が販売する車5モデルから選ぶことができ、各車には本家のUrban Challenge のように様々なセンサーが付いている。

 優勝者には15,000ドル相当の起亜製自動車、2位は10,000ドル、3位には5,000ドルの賞金が与えられる。応募締切は11月30日。

 ところで、5月にRoboChamps責任者のMarc Mercuri氏をインタビューした際には「計画に上っているサッカーのトーナメントの決勝進出者は、10月にロサンゼルスで開かれるマイクロソフトの開発者会議PDC08に招待され、現地で本物のロボットを使ってライブ決戦に臨む」との話だったが、これはなくなった模様。というのは、PDC08はもう来週に迫っているのにまだ競技の詳細が発表になっていないし、ここのフォーラムでのやり取りで、Mercuri氏はトーナメントがサッカーにはならない方向で検討していることを明らかにしている。