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2012年1 月 3日

2012年の注目10トレンド、米国ロボット業界

あけましておめでとうございます

米国におけるロボット業界は、新年から猛スピードで動き始めています。今年もGetRoboをどうぞよろしくお願いいたします。

2012年の注目トレンドを10項目にまとめました。どれも要ウオッチのトレンドで、順不同です。

SAFFiR①2足歩行ロボット

米国は2足歩行ロボットに関心なし、なんていう「神話」はすっかり崩れた。

ボストン・ダイナミクスのヒト型ロボット「Petman」をはじめ、バージニア工科大学の消防ロボット「SAFFiR」、ダチョウ型ロボット「FastRunner」、ミシガン大学の「MABEL」など、2足歩行ロボットに関連したプロジェクトが増えており、開発に拍車が掛かるだろう。

写真はSAFFiRのプロトタイプ(Photo credit: John F. Williams/U.S. Navy)。後ろは同じくバージニア工科大学が開発中の2足歩行ロボット「CHARLI-2」。

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2011年6 月27日

米国のロボット研究グループの広報戦略

少し前の話になりますが、日本ロボット学会誌2011年3月号の特集「研究者が『ロボット』を伝えるために」で、記事を書かせていただきました。ちょうど地震と前後して発行され、その後、ばたばたしていたため、今日になっての報告です。

私は「米国のロボット研究グループの広報戦略」という題名で文章を書きました。その内容は、私が以前からずっと書きたいと考えていたものです。日本ロボット学会の会員以外の方々にもぜひ読んでいただきたいと思い、同学会の了承を得たうえで、GetRobo Premiumに掲載しました。

地震、原発事故を経て、日本の政府、企業、大学、個人は、かつてないほどコミュニケーション能力が問われています。ロボットの研究に限らず、いつ、だれに向けて、何をどう伝えるのか。どうやって理解してもらい、味方・仲間・顧客になってもらうのか。目的を明確に定め、その目的に応じて効果的な情報発信をすることが極めて重要です。

「米国のロボット研究グループの広報戦略」では、最近の米国における広報の成功例を取り上げています。ぜひご覧ください。

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2011年1 月17日

iPhoneで操作できるロボット玩具「Xachi」とは?

 2011年は『スマートフォン+ロボット』がひとつの大きなトレンドになると予想される。すでに商品化されているものでは、iPhoneで操作するAR.Droneがあり、これはWiFiを使用する。CESで発表され、今年後半に発売予定のボール型ロボット「Sphero」はiPhoneとアンドロイド携帯の両方で操作でき、ブルートゥースを用いる。

 このほかにも年内に様々な商品がお目見えする見通しだが、このうちのひとつが、iPhone、iPod touch、iPadでコントロールできるおもちゃの「Xachi(ザチ) Pet」(写真)だ。Taptic Toysというマイアミに本社のあるベンチャー企業が開発中だ。

 Xachi toy

 同社のDavid Cann社長と事業開発担当のGreg Munson氏を電話でインタビューした。インタビューの内容をGetRobo Premiumに掲載したのでぜひご覧ください。(GetRobo Premiumにはパスワードが必要です。パスワードが必要な方はこちらから登録してください。)

 同社はXachi発売前のマーケティングの一環として、一足先にiPhoneなど向けのゲーム「Xachi: Command」を発売した。無料の「Xachi: Command Lite」もあり、日本語バージョンもあるので、興味のある方はどうぞ。ロボットを出す前に知名度を上げるためにゲームを発売、っていいアイデアですね。

Xachi Command 

 ところで、Munson氏は戦闘ロボット競技「BattleBots」を始めた発起人の一人、というのはちょっと興味深い事実なのでここに付記しておきます。

2010年6 月 1日

米最大の産業用ロボット会社、米AdeptのCEOインタビュー

 Adept CEO John Dulchinos産業用ロボット・メーカー、Adept TechnologyのJohn Dulchinos社長兼最高経営責任者(CEO、写真)をインタビューする機会を得た。 

 日本の産業用ロボット業界でもパラレルリンク式ロボットが流行りだが、Adeptは独自の4アーム構造のロボットを販売する。米国企業ながら、FATRONIKという欧州の研究コンソーシアムが考案したアルゴリズムを使って、ユニークなロボットを開発した点が非常に興味深い。 またこのFATRONIKを通じて、欧州における市場開拓、アプリケーション開発を積極的に展開している。FATRONIK経由で優秀な人材も採用しているようだ。

 Adeptは米国を本拠とする産業用ロボットメーカーとしては最大だが、従業員数は200人に満たない。(2009年6月30日時点で134人)。だからこそ、国境を超えた外部のリソースに目を向け、活用しているのだ。

 同社のQuattroというロボットがまたおもしろい。下の映像は、人がWiiリモコンでチップの載った台を動かし、それにQuattroが反応するデモ。はやいはやい。このロボットが魚やキュウリの仕分けに使われている。

 同社の研究室も見学させてもらった。今後、BtoB(Business to Business)の分野向けに新たなアプリケーション開発に取り組んで行くようだ。

 Adeptのロボットの最新活用事例や、今後、同社がロボット市場の方向性をどうとらえているかについてご関心のある方は、ぜひこちらのCEOインタビュー記事をご覧ください。(GetRobo Premium にはパスワードが必要です。パスワードご入用の方はこちらから登録してください。 )

2010年2 月 6日

Neato Robotics の新掃除ロボット「XV-11」の現地デモ

 シリコンバレーに本社のあるNeato Roboticsを訪問し、同社が近く発売予定の新しい掃除ロボット「XV-11」のデモを見せてもらった。

 まず第1に見たかったのが、同社が独自開発した安価なレーザレンジファインダ(レーザー測距器)の性能。同社ではLaser Distance Sensor(LDS)と呼んでいるが、障害物をどれだけすばやく認識できるのか。以下、布製のサッカーボールを使って実験してみた。ボールを動かしているのも、撮影しているのも私です。

 これなら、掃除ロボットをオンにする前に、床にあるものをすべて拾っておかなきゃ、と神経質にならなくても大丈夫そうですね。

 次に、ルンバのライトハウスのような装置がなくても、ドアを認識できるので、部屋を出ないという機能。

 そして、一つの部屋の掃除が終れば、ドアから出て行く。

 貴重品の周りなど掃除してほしくない区域はロボットについてくる専用テープで仕切ることも可能だ。以前紹介した、Robot Add-Onsが売っているようなもの。

 以下は同社CEOのMax Safai氏が見せてくれた写真。ある同一時間内にXV-11と某社の掃除ロボットが掃除した区域を比較している。XV-11が左側で、2回の比較実験の結果だ。

Comparison2

 XV-11は掃除終了後、充電器が見当たればそこに戻る。充電器のない部屋を掃除した場合は、スタート地点に戻る。知人から、ルンバがある日紛失して、2週間後に別の部屋の片隅で見つかったという話を聞いたことがあるが、こうした問題にはならない。

 しかし、XV-11にはホコリ検出(dust detection)機能がない。Safai氏によると、この機能にまつわる特許が多すぎるからだそうだ。ルンバにはこの機能があるので、ホコリがたくさんたまっている部分は重点的に掃除してくれる。

 現在、50台のベータ・ユニットが家庭で使われており、フィードバックをもらっているそうだ。

 デモのほか、CEOに聞きたかったのは、LDSの技術とナビゲーション・ソフトを日本の家電メーカーなどにライセンス供与する考えがあるかどうか。答は「やる気あり」。でも条件もあり。また、ホビイストにLDSだけ販売すればかなり売れると思うのだが、その予定はあるのか。

 CEOのインタビューの内容については、GetRobo Premiumに掲載した。ぜひご覧ください。(GetRobo Premiumにはパスワードが必要です。パスワードが必要な方はここから登録してください。 )  

 また、XV-11の動画をほかにもアップしたので、YouTubeのGetRoboチャンネルもあわせてご覧ください。