13 posts categorized "UAV"

2012年3 月29日

タケコプターならぬタココプターで宅配が変わる、かも

無人航空機(UAV)を使ってタコス(メキシコ料理のファーストフード)を配達してくれる会社「TacoCopter」があると聞いた。(日本ではタコスというが、その単数形がTaco=タコ。)以下はそのサイト。

TacoCopter

え~??でも、先日ウォール・ストリート・ジャーナル日本版に書いたとおりUAVの商業利用解禁は2015年。サイトを見ると「サンフランシスコ湾岸地域だけベータ」って書いてあるけれど、本当にそんな会社があるの?と思って検索したら、Huffington Postにこんな記事が出ていた。

この記事によると、TacoCopterは2011年7月に立ち上がったが、やはりFAA(連邦航空局)による規制のために、事業化にはいたっていない。TacoCopterのサイトは今のところ事業というよりも、「食料品配達、そして配達一般の未来、UAVの商業利用について議論するためのきっかけ (more as a conversation starter about the future of food delivery (and delivery in general), as well as about the commercial uses of unmanned vehicles)」になることを狙っている。

規制のほかに、実際に事業化するためには、食べ物を暖かいまま運ぶこと、鳥や電線、バルコニーなどを避けながら配達すること、屋内にいる人への届け方、タココプターごと盗まれないようにする対策などなど課題は山積みだと、記事は指摘している。

先日、UAVの商業利用についてコラムを書いたときには、UAVを使った宅配サービスについては考えていなかったので、これを読んで非常におもしろいと思った。フェデックスとか検討しているのかな。

2012年2 月27日

美しい雪原アート、芸術家もUAVを活用

以下の動画、足跡をつけているのは人間だけれど、上空撮影しているのがロボット。こういう使い方がどんどん増えるだろうな。ヘリを雇うにはお金がかかり過ぎて、できなかったことができるようになったアーティストたち。

Robots.Netより。flickrで写真が見られる。

Snow Circles from Beauregard, Steamboat Aerials on Vimeo.

2012年2 月23日

ホバリングから飛行モードに転換できるUAV

Drone記事第2弾がWall Street Journal日本版のコラムに掲載されました。前回は軍事用UAV(無人航空機)について書きましたが、今回は非軍事用途についてまとめました。

スタンフォード大学で開かれた会議で展示されていた、MLB社(この会社のURLがすごいですよね)のUAVは「V-Bat」という名前で、同社のスティーブン・モリス社長によると、ホバリングから水平飛行モードに移行できるタイプは、UAV業界でこれが初めてなのだそうです。展示されていたのはプロトタイプで、ヘリコプターと同じ速さで飛行できるとか。YouTubeで以下の動画を見つけましたので、ご覧ください。1:40あたりで飛行機モードに変わります。

なお、こっちの動画のほうがスピード感があっておもしろいです。機種は微妙に違うようですが。

V-Batは3ガロンの燃料を積んで重量が65ポンド(30kg弱)で、こんなふうにして持ち運びできます。これは会議当日、展示の場所を変えたときに私が居合わせて撮影した写真です。

  Stanford Drones 5 GetRobo

Stanford Drone 4 GetRobo

Stanford Drone 2 GetRobo

 

2012年2 月 8日

パイロットという花形職業がロボットによってなくなる日

無人航空機(UAVまたはdrone)についてWall Street Journal日本版のコラムで書きました。ぜひご覧ください。

コラムでも触れましたが、軍事用無人航空機の分野に関心のある方は、この報告書は必読です。非常によくまとまっています。

シンガー氏が「従来は戦争だと見られてきた事象が、戦争のように扱われなくなってきた」と書いた文章はニューヨークタイムズに寄稿されたもので、WSJからはリンクを張りにくかったのですが、ここで全文を読むことができます

また、2月3日にこちらの公共ラジオ局NPRが流した番組「Drone Technology Reaches New Heights」がとても興味深かったです。コラムの中で使った、カミングズ准教授とシンガー氏のコメントは、この対談で聞いたものです。サイトからポッドキャストで聞くことができるので、もし興味があれば聞いてみてください。

その中で、カミングズ准教授が、「コックピットに座る戦闘パイロットの時代は終焉を迎えつつある」けれども、今後も「米国内でワシントン上空を飛ぶ際などに数人は必要だ」と語っていたのが深く印象に残りました。つまり、ホワイトハウスの上空はロボットを飛ばせない、と元・戦闘パイロットの彼女が言っているのです。でも、民家の上はいいのでしょうか?

同准教授によると、民間の航空機も今は新しいものはパイロットが全く操縦かんを握る必要がなく、それどころか、全く何もする必要がないそうです。だから近いうちに、今は2人いるパイロットも1人になるだろうと語っていました。しかも座っているだけだったら、なりたい人いるかな。

パイロットも戦闘パイロットも花形職業。それらがなくなりそうです。(『トップガン』って映画もクラシックか~)

2011年4 月 7日

原発の空中放射線量を測定見込みの無人航空機「T-ホーク」

 政府が、福島第1原発の原子炉建屋内使用済み核燃料プール付近の空中放射線量を測定するために、米国の小型無人機を投入する方針を固めたと共同通信が報じた

 投入見込みの機体は米Honeywell社の「T-Hawk」。無線操縦型の垂直離着陸機で、9kg以下と軽量。共同通信によると、「米軍がイラクなどでの偵察活動に使っており、米側が投入を提案した」。「ホバリングや垂直移動が可能で、障害物を避けながらプールに接近することが可能」という。

 以下が飛んでいるところの動画。

 さらに詳しく知りたい方は以下の解説ビデオをどうぞ。なんかクモみたいなのが機体にひっついているぞ、と思ったら、「T-Hawk」は「Tarantula Hawk(オオベッコウバチ)」の略なのだそうです。