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2011年3 月18日

米軍の無人偵察機「グローバル・ホーク」が被災地を撮影

 米軍の無人偵察機「Global Hawk」が東京電力福島第1原発の原子炉建屋内部を撮影する予定だとの報道が日本であったが、実際に無人機による被災地の上空からの撮影が行われたようだ。

 米軍の機関紙、Stars and Stripesによると、グアムにあるアンダーセン米空軍基地の「RQ-4 Global Hawk」が東日本巨大地震の被災地上空の撮影を実施。同機が基地に戻ってくるところの写真がStars and Stripesに掲載されている。撮影画像が今後、救援作業、そして長期の復興作業に役立つだろう、との空軍のコメントが出ている。

 ただし、原発の撮影を行ったのかどうかについてはいっさいこの記事では触れていない。

 米空軍のサイトに掲載してあるGlobal Hawkに関するファクト・シートによると、この無人機は遠隔地にいる3人によって操縦される。「LRE パイロット」と「MCE パイロット」、そして「sensor operator」の3人だ。「LRE」とか「MCE」って何だろうと思って検索したら、どうもGlobal Hawk特有の名称らしい。

 この資料によると、「LRE」は「Lauch and Recovery Element」の略で、無人機の離陸からターゲット地点までの飛行を担当するパイロットを指しているようだ。目的地に到着したら、 MCE (Mission Control Element)パイロットに操縦を引き継ぐ。MCEパイロットはセンサー類の操作やモニタリングを行う「センサー・オペレーター」とペアになってミッションを遂行する。

 機体の名前「RQ-4」の「R」は「reconnaissance(偵察)」の意味で、「Q」は無人航空機を指す。「4」はシリーズ番号。RQ-4A(主翼幅35.3m、価格3760万ドル)とRQ-4B(同39.8m、5500万-8100万ドル)があり、今回飛んだものがどちらかは不明だが、この記事によると昨年9月にグアムに配置されたようだ。

 以下はグローバル・ホークがグアム基地に到着したときの映像。ホーク(鷹)というよりは、黒いクジラのよう。

  昨年10月にカリフォルニアで行われた公開視察でグローバル・ホークを実際に見た記者さんのルポがここにある

2010年12 月23日

メリー・クリスマス!いいね、これ。

 Quadrocopterが奏でるジングル・ベル。最後がかわいい。 

 ETHのFlying Machine Arena の成果。

 Engadget VIA MAKE

2010年11 月 7日

「パーソナル」な小型無人飛行機で子供を監視する日

 これは驚いた。

 兵士一人ひとりの頭上を飛んで見張り役を務める小型無人飛行機「personal sentry drone」を開発中のMITのMissy Cummings准教授。大きな無人飛行機を使うより、桁違いにコストを抑えられる。

 海軍の元パイロットであるという同准教授によると、今はもっぱら軍事目的で開発を進めているが、コンシューマー向けに製品が出てくるのは時間の問題。そして、自分の3歳の娘にセンサーをつけて、通学する彼女を見守る無人飛行機を使うことに抵抗がない、と語っている。で、多数の親が同じことをするようになるから、ぶつからないようにしないと、ってそんな日が来るのか?!

 このビデオの記者が最後に語っているように、「helicopter parent」(ヘリコプターで常に上空から監視しているような、「過干渉の親」という意味)が真に実現してしまうのか。う~む、かなり考えさせられる。 

2010年9 月27日

SMAVNET-アリの群集機能を利用した小型飛行機

 スイスEPFLのSMAVNETプロジェクト。被災地で迅速に通信網を構築するために利用できるようにするのが研究目的という。ビデオは映像と音楽が美しい。

 Make:より。  

2010年8 月10日

グーグルがカメラ搭載無人飛行機を購入?会社は否定

 米グーグルがドイツのMicrodronesという会社から、カメラを搭載した遠隔操作型の小型UAV(無人飛行機)を購入したという話が話題になっている。ドイツを発端に米国に飛び火した。 グーグルのストリートビューはプライバシー侵害の観点から、ドイツを含む欧州各国で反対が根強い。ましてや飛行機まで使って写真を撮られちゃたまらない、という論調だ。

 以下はMicrodrones社の無人飛行機の動画。水着の女性なんかが出てくるのはう~むだが、つまり何でも見えます、と言いたいのでしょう。商品のキャッチフレーズが「your eye in the sky(空中のあなたの目)」ですから。



 このニュースはドイツの経済誌WirtschaftsWocheが最初に報じた。Microdrones社の幹部が、UAV1台をグーグルに売ったことを明らかにし、将来的に大きな商売につながりそうだとコメントしたのだ。  

 これに対して、グーグルは報道を否定している。Forbesに対して、グーグル広報は「会社幹部が個人で購入した」と説明。一方、ネタ元のWirtschaftsWocheはForbesのコメント欄で、同誌がグーグルから得た書面回答の内容を公開している。ドイツ語の書面を英語にしたものを掲載しているが、ここでさらにそれを日本語にすると、

We constantly look for ways to improve our mapping services such as Google Maps or Google Earth. As part of these efforts we are researching many different technologies, but we are not testing or using them.
Accordingly we are not using drones for Google Maps, Google StreetView or Google Earth.
(我々は常にグーグルマップやグーグルアースといったマッピング・サービスを改善する方法を探している。こうした取り組みの一環として、我々は様々な技術を調査しているが、我々はそれらをテストしたり使ってはいない。よって、我々はグーグルマップやグーグルストリートビュー、グーグルアースのために無人飛行機を使用していない。)

 そしてWirtschaftsWocheの責任者は同じくコメント欄で、「I have no idea how they differentiate between researching a technology and testing a technology. But that’s what Google says.(技術を調査することと、技術をテストすることの違いが何であるのか私には全く分からないが、グーグルの言い分はこうだ。)」と皮肉を込めて書き込んでいる。

 グーグル創業者らはロボット好きであり、個人で買ったのかもしれない。しかし重要なのは、グーグルが本当にこの会社のUAVを買ったかどうかということよりも、こういったUAVが実はもういくつも商品化されており、だれもが買って飛ばすことができるという点だ。今年初めにはiPhoneで操作できるものが話題になったし、雑誌WIREDの編集長としてもよく知られるChris Andersonは自作UAVを推奨する情報サイトDIY Dronesを運営する。

 今はまだ、カメラを搭載していない時代のラジコン飛行機の規制がそのままハイテクUAVにも適用されるようで、基本的に、高度や安全面で気をつけていれば、商業利用でないかぎり免許がなくても飛ばすことができる。 つまり、グーグルがやらなくても、だれかがすでにやっている可能性があるのだ。

 こうしたニュースをきっかけに、ハイテクUAVに関する規制が強まるのかどうか。