9 posts categorized "Urban Challenge"

2007年10 月28日

現地から速報-Urban Challenge

 Urban Challengeの予選が昨日から始まったが、現地に取材に行っているE.B.さんから写真が届いた。

 予選では35台のロボット車が1台ずつ、プロのレーサーが運転する複数の車に混じって、決められたルートを15回周るといった形式だという。角を曲がると急に道が細くなる場所でクラッシュが相次いだ模様。下の写真は踏み切りのようなゲートに衝突したTeam Jeffersonの車だ。

Crash  

 

 1回衝突したらアウトというわけではなく、いくつものテストをやり遂げて、総合点から決勝へ進む20台が決まる。発表は11月1日の木曜日。そして、決勝は全く白紙から。しかも今度は複数のロボット車がいっしょに走る。

 E.B.さんによると、一番スムーズにこなしているのがスタンフォード大学カーネギー・メロン大学の車だ。この両チームだけ、万が一の故障に備えて、車を2台ずつ用意しており、お金のかけ方も気合の入り方も他チームと一線を画する。上がカーネギー・メロン大学の車、下がスタンフォード大学の車。2台ずつ。

Carnegiemellon

Stanford

2007年10 月 9日

ロボットカーに初乗車!

 Urban Challengeに出場するTeam AnnieWayの車に乗せてもらいました。ドイツから参加する4チームのうちの1つです。このチームはシリコンバレーでアパートを借り、車の最終調整をしています。

 場所はGoogleの本社に近い駐車場。機器の説明を受けた後に開発者のお2人といっしょに乗りました。運転席にも1人座っていますが、この日は変速装置が壊れていたため、ギアチェンジだけ手動で、あとは完全自動制御でした。最高時速は30km程度で、私の運転よりも加速が速い。普通の車に乗っているのとほとんど変わらない感覚でしたが、仮想の交差点で車がちょっと「考え込む」ようでした。止まってからじっとしている時間が数秒なのですが、動き出すまでの間合いが、本当に「考えている」という印象だったのです。

 日本では馴染みがありませんが、カリフォルニアでは信号機の代わりに四つ角にストップサインのある交差点があり、法律上はストップサインのあるラインに最初に着いた車が優先的に進めます。ただ、2-3台がほぼ同着となる場合も多く、人間同士だと手を上げたり、にこっとスマイルすることで誰が先に行くか決まります。ロボット車はそのようなことはできないので、今回のレースでは、こうした交差点で車がお互いどのように振る舞うかが一つの見所です。

Team AnnieWayのみなさん、ありがとうございます。

Teamannieway_010

2007年10 月 8日

スタンフォード大学のSebastian Thrun教授-Urban Challengeへ向けて

 10月5日にスタンフォード大学のSebastian Thrun教授をインタビューする機会に恵まれました。同教授が中心となって開発した無人ロボット車の「Stanley」は2005年のDARPA Grand Challengeで優勝し、近く開催されるDARPA Urban Challenge(アーバン・チャレンジ)でも「Junior」が優勝候補に挙がっています。

 インタビューの内容はもちろんアーバン・チャレンジに向けての取り組みが中心となりましたが、その後の計画についても語ってくれました。スタンフォード大学に「次世代自動車」の開発研究所を新設するそうです。

 インタビューの詳細は、10月23日発行予定のニュースレター「GetRobo」最新号に掲載します。ニュースレターの配信をご希望の方はここから登録(無料)してください。

Sebastianthrunoct2007_002

 

2007年10 月 2日

1チームが脱落-DARPA のアーバン・チャレンジ

 無人ロボット車が市街地における軍事ミッション達成を競うDARPA Urban Challenge(アーバン・チャレンジ)の決勝がひと月後に迫り、準決勝に進む予定だったチームの1つが密かに脱落していたことが分かった。

 DARPAが8月に発表した準決勝進出チームは36チーム。しかし、いつの間にか、DARPAのサイトに掲示されているチームの数が35に減っている。

 抜け落ちたチームは「UU」。DARPAのサイトからはもうこのチームの情報は得られないが、大手軍需メーカーのジェネラル・ダイナミクスが参加登録していたチームだ。「UU」と「General Dynamics」でググると、キャシュで下のようなページが見られる。しかし、このページはもう存在しない。

 アーバン・チャレンジに参加する別のチーム・メンバーの談。「ぜったい勝てないと判断したから、参加しないことにしたのだろうと推測している。勝てないと軍需メーカーとして恥ずかしいからね」。Wikipediaによると、ジェネラル・ダイナミクスは世界第6位の防衛関連会社だ。

 アーバン・チャレンジの広報担当者に問い合わせると、たしかに1チームが抜け落ちたことは認めるが、それ以上のコメントはない。軍需メーカーに対する配慮があるのだろう。

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