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2012年1 月 3日

2012年の注目10トレンド、米国ロボット業界

あけましておめでとうございます

米国におけるロボット業界は、新年から猛スピードで動き始めています。今年もGetRoboをどうぞよろしくお願いいたします。

2012年の注目トレンドを10項目にまとめました。どれも要ウオッチのトレンドで、順不同です。

SAFFiR①2足歩行ロボット

米国は2足歩行ロボットに関心なし、なんていう「神話」はすっかり崩れた。

ボストン・ダイナミクスのヒト型ロボット「Petman」をはじめ、バージニア工科大学の消防ロボット「SAFFiR」、ダチョウ型ロボット「FastRunner」、ミシガン大学の「MABEL」など、2足歩行ロボットに関連したプロジェクトが増えており、開発に拍車が掛かるだろう。

写真はSAFFiRのプロトタイプ(Photo credit: John F. Williams/U.S. Navy)。後ろは同じくバージニア工科大学が開発中の2足歩行ロボット「CHARLI-2」。

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2011年10 月17日

犬のフンをすくうロボット

世界各国のPR2が新しいデモを発表する時期になりました。

これはペンシルベニア大学のGRASP LABのデモで、犬の(とは限らないと思うけれど)フンをすくうというもの。「Poop scoop」というのはフンをすくい上げる道具で、ここでは「P.O.O.P=Potentially Offensive Objects for Pickup(拾い上げるには潜在的に不快な物体)」とひっかけているのがおもしろい。

何がすごいかっていうと、こうやって各研究室がいろいろなアイデアとデモを競って考え出して実現し、世の中に定期的に発表しているということ。

記事はIEEE Automatonに。

2011年10 月 4日

[IROS 2011] サンドイッチを買いに行くロボット

とっくにIROS会議は終わっているのですが、もう1本だけ。

東京大学の稲葉雅幸教授の研究室(JSK)とドイツのミュンヘン工科大学の共同研究。どちらの研究室もWillow Garage社のPR2ベータプログラムに参加している。PR2がサンドイッチを買いに行くことができるようになったという。

この研究のミソは、PR2がサンドイッチの「在り処」を知らないこと。でも、サンドイッチは食べるものであり、食料品はたいがい冷蔵庫に保存されていることから推測して、まずは冷蔵庫の中を探すところから始める。そこで見つからないので、次に外に買いに行く。自律的にだ。言葉の意味を解釈しながら検索する「セマンティック・サーチ」の技術を活用するという。

以下がその様子をとらえた動画。IEEE Automatonより。

IROSのワークショップで発表されたが、私は残念ながら参加できなかった。

2011年8 月10日

Willow Garageが片腕のPR2を発売

 Willow Garageが、アームが1本のPR2、「PR2 SE」(写真)を発売すると発表した。PR2の価格が40万ドルであるのに対し、新しいPR2 SEの値段は285,000ドル。(超・円高の今なら約2,200万円。)

  PR2_SE_01

PR2の主な構成部品の中で、「最も高機能で高価な」(同社広報担当者)アームを1本減らすことで、ロボットの価格を下げ、より多くのユーザーに使ってもらうのが狙いだ。PR2と同様、オープンソースに貢献する研究グループには30%のディスカウントが適用され、PR2 SEの価格は20万ドルを切ることになる。

 現在、世の中に出回っているPR2の台数は、同社のベータ・プログラムで無償提供を受けた11の研究機関を含め、20数台。(このほかに10台がWillow Garage社内で稼働中。)英国とカナダ、インドでも使われいているという。

最近はPR2がクッキーを焼くビデオが注目を浴びたが、このように腕が2本必要な実験だけでなく、1本でも可能なタスク、研究はいろいろあると同社は考えている。

発表資料からはNSFのサイトにリンクが張られており、このグラントでPR2 SEを購入するグループが出てくるのかな。

2011年6 月27日

米国のロボット研究グループの広報戦略

少し前の話になりますが、日本ロボット学会誌2011年3月号の特集「研究者が『ロボット』を伝えるために」で、記事を書かせていただきました。ちょうど地震と前後して発行され、その後、ばたばたしていたため、今日になっての報告です。

私は「米国のロボット研究グループの広報戦略」という題名で文章を書きました。その内容は、私が以前からずっと書きたいと考えていたものです。日本ロボット学会の会員以外の方々にもぜひ読んでいただきたいと思い、同学会の了承を得たうえで、GetRobo Premiumに掲載しました。

地震、原発事故を経て、日本の政府、企業、大学、個人は、かつてないほどコミュニケーション能力が問われています。ロボットの研究に限らず、いつ、だれに向けて、何をどう伝えるのか。どうやって理解してもらい、味方・仲間・顧客になってもらうのか。目的を明確に定め、その目的に応じて効果的な情報発信をすることが極めて重要です。

「米国のロボット研究グループの広報戦略」では、最近の米国における広報の成功例を取り上げています。ぜひご覧ください。

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